ウミガメの世界でも!?生命の不思議 2021/07/11

:2021月07日11日 天気:晴れ
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石垣島ファンダイビング&体験ダイビング&ライセンススクール日記スタートです

今日もとってもいいお天気の石垣島
それなのに~、海はお休みという残念な本日
このコロナ禍、そんな日があってもしょうがないですね。

でも、そんな日に限って、驚くべき、皆さんにもお知らせしたい情報が飛び込んで参りましたまたしても、先日出てきた子ガメのお話なるのですが・・・

今までの経緯はこちら ↓ ↓ ↓
ウミガメの産卵 ⇒ 4/18の日記
子ガメの孵化~脱出の様子 ⇒ 6/21の日記
ウミガメの生態について ⇒ 7/5の日記
6/20の子ガメ孵化 ⇒ YouTube
7/8の子ガメ孵化 ⇒ YouTube

事の発端は、私たちが6/21に観察した子ガメたち。
子ガメが海に帰った後を見計らって、ウミガメの研究をしている先生が産卵場所を掘り返して、ウミガメの産卵調査をされます。
子ガメが出たことをお伝えすると、いつもは割とすぐに掘り返しにいらっしゃるのですが、今回はちょっとお忙しかったようで約2週間後に掘り返しにいらっしゃいました。
そして、その時にみんなと一緒に地上に出れなかった2匹の子ガメを助け出しました。その子ガメを見た先生は、‘んん???’と思われます。

母カメ上陸の時の足跡から、ここはアカウミガメだということだったのですが、、、子ガメを見るとどうやら様子がおかしい
私も大々的にアカウミガメの子ガメと日記に書いちゃってます!

何が、どうおかしいかというと・・・
1.子ガメの体色
アカウミガメの子ガメはもっと黒っぽい色らしいのです。
今回の子は、土色をしている子も多く、これはタイマイの特徴に似ているとのこと。
子ガメの孵化2

2.甲羅の特徴
ウミガメは種類によって甲羅の板の枚数が決まっていて、それぞれ違います。

上の図を見ると、アカウミガメは真ん中の列も両脇の列もそれぞれ5枚で出来ています。
6/20に出てきた子たちを見てみると・・・

①で示した子ガメは真ん中の列も両脇の列もだいぶ枚数が多いのが分かりますよね。全体が見えていない個体が多いのですが、甲羅の板の枚数が通常とは違っている子ガメがたくさんいます。
②で示した子ガメはアカウミガメの特徴通りの真ん中も両脇も5枚づつになっています。
甲羅の特徴的には、アカウミガメと同じものもあるが、奇形も多く・・・という感じ。

3.頭の特徴
ウミガメは頭の目と目の間のウロコにもそれぞれの種によって特徴があります。
その特徴的には、タイマイのそれらしいということで・・・

4.産卵の数
6/20に出た子ガメの産卵数は全部で153個。
アカウミガメは、稀に多産なお母さんもいるそうですが、通常は60~100個くらいだそうです。それに比べると、153個ってだいぶ多いですよね。
こちらの特徴的にもタイマイの方が当てはまるのかなぁという感じ。


こんなところを総合すると、6/20に海へ旅立った子ガメのお父さんお母さんは、アカウミガメとタイマイであったのではないか、というのがウミガメ先生の結論


ちなみに、同じ母カメが産んだと思われる7/8に旅立った子たちはこちら
※甲羅の模様を比べるために数匹をバケツに入れて写真だけ撮らせてもらってから、みんなと合流して海へ旅立っていきましたよ

6/20の子ガメと比べると、甲羅の模様がちゃんとそろっていますよね。
真ん中が5枚、両脇が4枚。頭のウロコの特徴もこちらは完全にタイマイだそうです。産卵数も182個で、まさにタイマイの数だそうです。
ただ、卵の大きさ(直径)は3.7センチということで、タイマイにしてはちょっと大きいんだよなぁと、つぶやく先生・・・

同じお母さんから1回目はアカウミガメとタイマイのミックス2回目がタイマイって、普通に考えるとおかしいですよね。
ですが、ウミガメのメスは体内に精子を貯めておく場所があるということで、こういうことも起きるのかもしれないですね。

私たちは母カメが産んでいるところを見ているわけではないので、お母さんが確実に同じだとも言い切れないのですが・・・ほんっと自然って不思議

長年、研究を続けていらっしゃるウミガメ先生もわかんないなぁ、とまだまだ分からない事もいっぱいあるとおっしゃっていました。
先生は調査を続けられるそうなので、調査の結果、今はこう思っていたけど違ったということもあるかもしれません。その時にはまたご報告させていただきます

とっても珍しい事だったので、日記を読んでいただいている皆さんにも共有させていただきました

 

石垣島ダイビング体験ダイビング&ライセンススクール日記
本日の担当はドラでした!次回の日記もお楽しみに~

 

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夏の石垣満喫!ダイビングとパイナップル☆2021/07/08

:2021月07日08日 天気:晴れ
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石垣島ファンダイビング&体験ダイビング&ライセンススクール日記スタートです

本日は体験ダイビングにご参加のお客様の様子をご紹介致します
こんな青空広がる石垣島で体験ダイビング、気持ちいいですよ~

体験ダイビングの午後コースは浅瀬で1回潜っていただくダイビング!
ボートの上で潜り方の説明を聞いたら、ポイントに向けてしゅっぱーつ
ポイントに到着すると、まずは水慣れから

そして、いよいよ水中世界へ~

さっそくカクレクマノミに出会いますかわいいですね~
普段は体験ダイビングをするこのポイントでは見ることもないエンマゴチも登場!

上手に擬態しているため、お客様は最初は気付かず、急に動いてかなり驚かれたそうですよ

水中世界にはいろんな色のお魚がたーくさん!
サンゴを棲家にしているデバスズメダイのちびっこたちもカラフルできれいです

終始楽しそうにご参加いただいたお二人、またぜひ遊びにいらして下さい
そして、ダイビング終了後にはお店前の伊原間農園さんに寄って、パイナップルも味わっていらっしゃったお二人
石垣の夏と言えば、海とパイナップルお手本の過ごし方ですね

 

石垣島ダイビング体験ダイビング&ライセンススクール日記
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みんな大好きウミガメのあれこれ☆2021/07/05

:2021月07日05日 天気:晴れ
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石垣島ファンダイビング&体験ダイビング&ライセンススクール日記スタートです

今日は海がお休みなのでウミガメについてのお話をしようと思います
最近ウミガメ話題が多めですいません
でも、私の大好きなウミガメたちのこと、皆様にも知っていただきたいなぁと

それではスタートまずがウミガメの種類から~
石垣で見られるウミガメはアオウミガメ、アカウミガメ、タイマイの3種類。
その中でも一番よく見られるのがアオウミガメです!

うみの教室ブログの中でもよく登場するウミガメはアオウミガメ。
優しいお顔で愛くるしい表情を見せてくれます。
私的には、一番かわいらしいウミガメだと思います


そして、次はアカウミガメ
先日ブログでもご紹介したビーチから大海原に旅立った子ガメはアカウミガメの子でした。
アカウミガメは外洋性の為、私たちがダイビング中に見ることはあんまりありません。でも、4~8月の繁殖期には岸近くにやってきているので、ダイビング中に見れることも。

アカウミガメは頭が大きくて、ちょっと怖い顔をしています。あんまりかわいくありません

最後にタイマイ
タイマイは数が多くないので、なかなか見れませんが、サンゴ礁海域で暮らしているので、石垣北部でもたまに見ることができます。
この間、スタッフだけで潜りに行った時に見たのがタイマイだったような・・・や、あっという間に泳ぎ去ってしまったので、自信はありません。

アオウミガメやアカウミガメに比べるとちょっと小さく、甲羅のギザギザと尖ったくちばしが特徴です。

 

続いてウミガメの生態
①産卵
ウミガメの産卵期は石垣だとだいたい4~9月くらいです。
母ガメは、自分が生まれたビーチに帰ってくると言われています。
これはアオウミガメの足跡
といっても、だいたい同じエリアくらいの感じで、厳密に同じ浜、同じ場所というわけではないみたい。
ウミガメは、1シーズン中に約2週間くらいの間隔で2~4回も産卵して、1回に60~140個もの卵を産むんですって
石垣では最高7回も1シーズンに産卵したウミガメもいるというから、びっくりです

気付き1
ということは、2週間前に伊原間ビーチから海に旅立ったアカウミガメの子ガメと、ここ数日中に旅立つだろうと思われるアカウミガメの子ガメたちは同じお母さんから生まれた兄弟なんじゃ??

そして、母ガメは毎年産卵するのではなく、1度産卵したら、その後1~3年はお休みするんですって。

気付き2
何年かに1度、伊原間ビーチでの産卵数が多くなるのもうなずける!
面白いもので、その年によって上陸回数が全然違います。
去年は私たちが観察に行ける範囲内だけでもかるく10か所以上あったのに、今年は今のところ2か所だけ。
一昨年なんて、観察に行ける辺りへの上陸はありませんでした。
(去年の夏から今年は、コロナで時間が有り余っていたので、見に行くエリアがだいぶ広がったというのもあります。今年の2か所は、一昨年だったら見に行っていないエリアでした)


②子ガメの孵化
母ガメが産み落とした卵は、砂の中で約2か月後に孵化します。

が、この孵化までに子ガメはいろいろな試練に直面します

・砂の温度の上昇
孵化は24~32℃の間で進行し、この温度幅から外れるとほとんど死んでしまうそうです。石垣のビーチなんてすごく熱くなるんじゃ?と思われますよね?でも、砂が適度に湿っていると炎天下でも30㎝も掘れば砂はひんやりしています。
ウミガメの性別はこの卵の時の砂の温度で決まります。
29℃より高いとメス、低いとオスになるんだそうです

・産卵場所の浸水
雨が多すぎたり、台風の高潮で海水をかぶってしまうと、卵と卵の隙間がなくなって、窒息してしまうこともあります。
ひどいときには、卵が流されてしまうことも

・他の生物による食害
ほかの野生動物にとって、ウミガメの卵や子ガメはご馳走。
今年も既にイノシシによる食害で、1か所の卵が全滅してしまいました
これは自然の習わし・・・他の生物にとっても生きる道、仕方ないところですね。


③子ガメの脱出
砂の中で孵化した子ガメは、少しづつ砂を崩しながら地上を目指します。
そして、外敵に襲われる心配の少ない日没後に砂から這い出し、海へと旅立ちます。

でも、砂の中にいる子ガメたちがどうやって日が沈んだことを察知できるのか
ウミガメ先生はあっさり「砂の中にいるんだから、そんなのわかんないよね~」とおっしゃいます。
あと、「満潮の時間帯に合わせて出てくる」とかも思われがちですが、先生に言わせると、「それこそわかんないよね」だそうです
子ガメたちは、砂の温度が下がったことを感じ取って脱出に挑むんですって。だから、満潮とか関係ないらしいです!
日が落ちると、徐々に砂の温度が下がってくる、すると、彼らも動き出すといった感じです。

気付き3
今までにも夕方に雨が降った後、思いがけず早目の時間帯で脱出を始めた子たちがいました。雨で砂の温度が下がったんですね。
この前の子たちは、雨も降らなかったのに、ちょっと早まって出て来ちゃいましたが、それはきっと産卵場所が木の下で基本日陰になっていたからだと思います。


脱出した子ガメは光をたよりに海の方向へ向かいます。
人の目からみれば夜の海は真っ暗ですが、子ガメには海の方向が明るく見えるそうですよ。

ちなみに、この時みんなと一緒に脱出できなかった、出遅れてしまった子ガメはどうなるかというと・・・残念ながら自力で這い出すことは難しく・・・・
それでも、一斉の脱出が終わった後の砂から翌日に這い出てきた子ガメを見たこともあるので、その子の生命力にもよるんでしょうね。
みんなが旅立った翌日に一人で出てきた子ガメ ↓ ↓ ↓

そして!!私にとっては、この脱出の観察が何よりも見たい瞬間なのですが、ウミガメの研究をしている先生にとっては、子ガメが脱出した後の方が重要
脱出が終わった後の産卵場所を掘り返し、卵の数がいくつあって、どれだけ孵化してとか、孵化しなかったのがどれくらいで、など調査をされます。
孵化していなかった卵 ↓ ↓ ↓

その時に運よく見つけてもらえた出遅れ組の子ガメは、人の手を借りる形ではありますが、海に旅立つことができます。
掘り返したときに出てきた子 ↓ ↓ ↓

気付き4
6/20の夕方に旅立ったウミガメの子たちは、130匹弱。
先日ウミガメ先生が産卵場所を掘って、調査をしたところ、卵は150個ちょっと産んであり、砂の中で死んでしまっていたものは7匹
砂の中で弱っていた2匹の子は先生が回復するまで保護されるそうです。
私たちが観察した翌日以降に10数匹が自力で砂から出て行ったことになります
たくましい!

④海中生活
海に旅立った子ガメは、沖に向かって丸2日間泳ぎ続けます

沖に向かった子ガメは流れ藻などについて生活している様ですが、30センチ以下のウミガメの生活はよくわかっていないそうです。

外洋性のアカウミガメはそのまま外洋で生活しますし、40センチくらいに育ったアオウミガメやタイマイはダイビングでも観察できるような浅い場所で生活を始めます。

海に旅立った子ガメが大人にれるのは何千分の1ともいわれています。
自然界・・・厳しい世界です

こんな風に私たちをダイビング中に楽しませてくれるウミガメたちは成長し、生活しているんですね。

ウミガメをめぐるもう1つの側面
ウミガメは全種が絶滅の危機に瀕していると言われ、IUCN(国際自然保護連合)のレッドリストに登録されています。
ですが、ここ数年石垣や西表近海ではウミガメの数が回復し増えているそうです。
ダイビング中にウミガメを見ることも以前より増えた気もします。
ですが、このことにより八重山周辺のウミショウブをはじめとする海藻が激減しているというんです
ウミガメがウミショウブを食べてしまうんですね
ウミショウブは日本国内では石垣と西表のごく限られた海域で群落がみられ、環境省のレッドリストでは絶滅危惧種Ⅱ類(VU)に指定されています。
どちらも絶滅危惧種なのに、こちらを守れば、こちららが・・・という状況になってしまっていて、ウミガメが増えていることを手放しで喜べないという状況もあるようです
おとなり西表では、このウミショウブをウミガメから守るため、ネットを張ってウミガメが入れないようにしているそうですよ。


~まとめ~
増えすぎちゃうといろいろあるとは知っても、やっぱり水中でウミガメに出会えたら、とっても幸せだし、嬉しいですよね
上手にそれぞれを守りながら、どちらも増えていってくれたら嬉しいですね

そのために私たちに出来る事・・・海中環境を壊さない様に、普段の生活からできる少しの努力を積み重ねていかなければ
今日はウミガメに特化して書きましたが、ウミガメだけのことではありませんね。
1個しかない地球を大切に使わせていただきましょう
ゴミを出さない、ゴミを捨てない、ゴミを拾う!!とっかかりはすっごい簡単
うみの教室でも不定期ですが、ビーチクリーンアップを行っています


うみの教室のダイビングエリアでもウミガメとの遭遇率がいいポイントがいくつかあります海況によっては行けないことも、もちろんありますが、リクエストしてみてくださ~い
今年のコロナ自粛中には新たなカメポイントも発見し、そこはなんと今のところ100%の確率でウミガメに会えていますよ

 

石垣島ダイビング体験ダイビング&ライセンススクール日記
本日の担当はドラでした!次回の日記もお楽しみに~

 

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奇跡の瞬間!ウミガメの孵化~大脱出に立ち会う!!2021/06/21

:2021月06日21日 天気:晴れ時々曇り
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石垣島ファンダイビング&体験ダイビング&ライセンススクール日記&ウミガメ日記スタートです

待ちに待ったアカウミガメの子ガメの脱出の瞬間が、昨日突如としてやってきました~
今日のうみの教室日記は、かれこれ2カ月前くらいにご紹介したカメの産卵の続編ですよ
情熱を傾け観察をしていた分、なんだか長文になりそうな気配です~ご容赦ください

通常、ウミガメは産卵の50~60日後に脱出します。‘脱出’???って感じですよね。
こんな状態のことを孵化と言いたくなりますが、でも、実は・・・この5日~1週間前くらいには既に卵を割って孵化しているんですよ。
孵化してすぐに地上に上がってくるわけではないんです!
そして、この孵化したタイミングで卵が割れて体積が減るので、砂が少し沈みます。
孵化後はそのまま砂の中でみんなが孵化して揃うまで待って、みんなでちょとずつ砂を崩しながら地上を目指します。この時に子ガメが動くにつれ、凹みはどんどん大きくなります。

私たちは、まずは、この孵化の兆候の「ちょっと凹み」を見逃さないように産卵後45日過ぎたあたりから観察していくのですが・・・毎日見てたらもうわかんない!!
カニやヤドカリが掘った穴がそれっぽく見えたりもして
今回は74日後の脱出でした

大体の時系列的には・・・
4/7  親カメ上陸&産卵

4/13 ウミガメの研究をしている先生が産卵場所を掘って卵を確認

5/22 産卵場所の辺りがちょっと凹んでるような??孵化の兆候か!?
5/25 5/22の凹みを孵化の兆候とみて、この日から毎日ビーチにチェックに行く

 が・・・ぜ~んぜん変化のない日々が続く~~~~~~ 
 きっとこの凹みは孵化ではなくカニだったんでしょうね・・・ガックリ

6/6   この日で産卵後60日を迎える、のに、ぜーんぜん変化なし
 水中でカメに出会ったら喜ぶのに、子ガメには全く興味を示さないさつきからは「カメは出てこない説」がそろそろささやかれ始める
6/16 再びわずかな凹みに気づく!今度こそ孵化の兆候???
6/19 朝は前日と変らず、夕方大きい凹み発見
 今回の産卵場所は茂みの入り口にあり、ビーチまでの工程は雑草やツルでいっぱい・・・
 変化を待つ間に、過保護な私たちは子ガメがビーチに旅立ちやすいように障害物除去を
    

 結局、夜11時頃まで待ってみるも、砂が動く気配もないので、後ろ髪をひかれつつ帰宅
   
 
6/20 朝、砂がもぞもぞ動いているのを確認 そろそろか~
 子ガメの脱出は基本日没後、暗くなって外敵が少なくなった頃に始まります。
 でも、まれに早朝に出てくることもあるみたいなので、要注意!
 もぞもぞも7時過ぎには止まったので、仕事をしながら夕方を待ちます。

 PM5:00 いつもなら6時~6時半くらいにビーチに行くのに、待ちきれずビーチへ~

 PM5:20 産卵場所に到着。そして

産卵床に着いた時に、既にこの状態
こんなに体が出てても、このあと2~3時間このままということもあれば、ちょっとしたら出て来ちゃうこともあって、脱出のタイミングはほんとに子ガメ次第
彼らは時が来なければ動かないんです。
この「時」がなんなのかは、私たちには???です。
下に続く仲間を待ってるのかもしれないし、あたりの様子をうかがってるのかもしれません。

PM5:45 ちょっと動いては寝てを繰り返していたカメたち
 その動き方がちょっとずつつ大きくなってきました
 夜まで待つ覚悟はできていたけど、もしや明るいうちに出てくるか???

PM5:50 本格的にもぞもぞ始まり・・・ ついに

ついに大脱出がはじまりました
この映像で向かって左側が海に続く道なのですが、子ガメたちは右側の茂みの方に向かって歩き出します。何で!!!海は反対だよ~
左側が砂の傾斜が大きく登りにくいのかと思って少し崩してあげましたが、それでも茂みに向かう子ガメたち・・・空を見上げてその理由がわかりました
この時まだ6時前、石垣の日没は7時半ごろ・・・そう、子ガメの進む茂みの方角にまだ西日がサンサンと輝いていたんです

夜脱出した子ガメは、わずかな月の光を頼りに海に向かいます。
昨日の子ガメたちは、まだ輝いている太陽に向かって歩いちゃったんですね。
いつもなら、子ガメたちが自力で海を目指すようにちょっとの手助けはしても、大きな手助けはしません。
でも、さすがに海とは真逆の茂みにどんどん入って行く子ガメたちを放置はできず、バケツに回収。
日没までちょっと待って放流ました。
放流といっても、子ガメにとってビーチを歩くのも大切な工程なので、砂浜もちゃんと歩いて自力で海を目指してもらいます

水に入った子ガメ

 

今まで見ていたアオウミガメの子たちと違い、アカウミガメの子ガメは泳ぐのがちょっと下手でした
泳ぎ方もカメの種類によって全然違うことに、びっくり!
アオウミガメの子ガメはせっせと手(?)と足(?)を動かしてあっという間に波に乗って遠くに行っちゃうのに、アカウミガメの子ガメは水に入った最初は手足を使って泳ぐのに、ある程度波に乗ると手は動かしません なんとなく、のんび~り、のほほ~ん悠長な感じで、なかなか沖に行きません。
かわいい光景が長く見れるので、私たちにとっては嬉しかったのですが、外敵に出会わないかとちょっと心配・・・

昨日脱出した子ガメは、約130匹でした。
これは、子ガメが歩いた足あと。子ガメたち頑張りました

リーフを超えて、また何十年後かにこのビーチに帰ってきてね~

最後の1匹が海に帰って行くところまで見届け、今回の子ガメ大脱出は大成功に終わりました

はじめて観察したアカウミガメの孵化&脱出で、気づきも多かった今回。
私がこの大脱出の奇跡の瞬間に立ち会えたのは、一緒に観察を続けてくれたご近所のゲストハウスアンシーのご夫妻のおかげです3週間、3人で頑張りました
お疲れさまでした~&ありがとうございました~

YouTubeにウミガメの子たちの脱出から海へ旅立つまでの動画をアップしたので、こちらもご覧くださ~い

そして、また2週間後にあらたなウミガメの奇跡の瞬間に立ち会うべく、ビーチへ向かいま~す

石垣島ダイビング体験ダイビング&ライセンススクール日記&カメ日記
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ビーチクリーンアップからの~テグリナイト! 2021/06/17

:2021月06日17日 天気:晴れ時々曇り
最高気温:33℃
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石垣島ファンダイビング&体験ダイビング&ライセンススクール日記スタートです

昨日は、再び「ウミガメが産卵にやってくるビーチを守ろう」大作戦の第2弾のビーチクリンナップをしてきました
今回は前回の反省を生かし、ナナにも声をかけてスタッフ3人、そして前回は朝8時からクリーンアップを開始したのですが、石垣の日差し・・・朝で既に死ぬ思いだったので、そこも前回の反省をもとに、夕方からスタート

はじめる前はこんな感じ・・・前回やってから約1カ月経ちましたが、ほぼ元どおり・・・
漂着ごみの多さに愕然とします

さすが石垣、夕方でも日差しはなかなかのものですが、時々、気づきや発見もありるので、意外と楽しくゴミ拾いができますよ!

こんなのを見つけました①
小学校の頃を思い出しませんか!?さすがにビーチなので、朝顔ではないと思いますが、朝顔の双葉みたいな新芽を発見これが何に育つんだろう??

こんなの見つけました②
何かの実?種???防風林側にいっぱい落ちていたので、きっと流れ着いたものじゃないはず

こんなの見つけました③
潮が引いたビーチに湧き水を発見!
波打ち際を歩いていると海の水は生暖かいのですが、急に冷たい水が
あれ?っと思って見て見ると、砂の中から水が湧いているのを見つけました~

夕方4時半からはじめて約1時間半、3人で頑張った結果
ゴミ袋9個とかごなどの大物ごみ5個。


ごみがいっぱいだったビーチがきれいになりました~
ゴミを集める作業よりも、集めたごみ袋を運ぶのが大変なのですが、昨日はさつきと私が集めたごみ袋をナナがせっせと運んでくれたので、だいぶはかどりました

そして、昨日はこれにとどまらず、夕方のこの時間に集まるのならば、ニシキテグリの産卵を見に行っちゃうと、イブニングダイブに行ってきましたよ~
ニシキテグリの産卵見るのは久しぶりだな~という、ご近所のゲストハウスアンシーの安倍さんとその奥様、そしてニシキテグリの産卵をまだ見たことがないというナナと、私の4人で、今年初のテグリ産卵ナイトへ~
さつきはビーチクリーンアップで力尽き、いってらっしゃ~いと私たちを見送ってくれました
6時半過ぎに出航し、ポイントに着くと、きれいな夕日が

ニシキテグリの産卵行動は、日没後20分前後でしか見れないので、船上でもうちょっと待ちます。
今の日没は大体7時半ごろなので、7時20分くらいになったらエントリー
リーフの中なので、水中はちょっと濁っていますが、まだこんなくらい見えます!

まずは、この一帯にいるニシキテグリを探し、見つけるとそれぞれ陣取ります。
お客様がいないので、みんな自分の見やすいところを確保し、その時を待ちます
産卵の前に、抑えで撮っておいた写真
この時は、これが最後の写真になるなんて思っていなかったのですが・・・

そして、エントリー後10~15分後くらいになると、薄明りの中、いよいよニシキテグリたちが産卵行動をはじめました~!
私が見ていた辺りは大フィーバーで、始まってから終わるまでの15分くらいの間にペアのニシキテグリが15~20回くらいサンゴの上に上がってきました
そのうちの約3分の1くらいで、放精放卵もしてくれ、大興奮
ただ、、、ちょうどニシキテグリたちが産卵行動を始めたあたりから、私のカメラの調子が悪く、1枚の写真も動画も取ることが出来ず・・・最初に抑えで撮った写真が最後の写真となってしまいました。
それでも、ナナが写真撮ってるし大丈夫!!と思って、私はテグリたちを邪魔しないように、じっくり目に焼き付けることに専念致しました~。

そして、エキジット後、衝撃の事実が
「すっごいやってましたね~~」とルンルンしている私に対し、ナナが「あ~、それが一番聞きたくなかった言葉」と・・・なんと、ナナは放精放卵の瞬間を見れなかったと!
ナナが見ていた辺りはニシキテグリはいっぱいいたものの、カップリングに成功せず、1度もサンゴの上に上がってこなかったんですって
そんなこともありますね。近々、また見に行くことを心に誓ったナナでした
次回こそ、ナナがニシキテグリたちの産卵に立ち会えます様に~

みなさんもぜひこの時期限定、ニシキテグリの産卵を見に行きましょ

昨日は盛りだくさんの1日となりましたが、明日からいよいよ海も再開です!
沖縄県の緊急事態宣言はさらに3週間の延長が決まりましたが、石垣市の非常事態宣言が終了いたしましたので、うみの教室は明日より営業を再開いたします。
引き続き感染対策もしつつ、ダイビングの楽しさをお伝えできたらと思っております

石垣島ダイビング体験ダイビング&ライセンススクール日記
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