石垣島北部のダイビングショップ 「うみの教室」 おウチ日記スタートです
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、5月20日 まで営業自粛中。
こんにちはー!スタッフのリンです。
カラッと晴れたり、ザーッと雨が降ったりと、梅雨真っ盛りの石垣島。
この時期難しいのが、洗濯のタイミング。すでに何度肩を落とした事か、、、
沖縄県の新たな感染者数は依然ゼロ記録更新中!!
先のブログでも紹介していますが、
石垣市からは 「新型コロナショックからの回復プラン」 が、
八重山ダイビング協会からは 「営業再開方針と感染拡大防止のためのガイドライン」 が、
それぞれ提示されています。石垣島の現状が気になる方は、お時間のあるときにご覧になって下さい
ではではブログの内容へ!今日も今日とて、カメラネタ~
これまでのブログはこんな感じです!良かったら読んでみてください~
・過去画像を編集! こちら
・夜空の撮影!! こちら
・WB(ホワイトバランス)で遊ぶ!!! こちら
・フィルター効果で遊ぶ!!!! こちら
・ピンボケ写真からの脱却!!!!! こちら
・ピンボケ番外編:「ソウル撮り」!!!!!! こちら
で、本日のテーマは 「構図」のお話。
「写真は構図が命!」と言われるほど、重要な要素です。
では 「構図を意識して撮る」 とは、具体的にどうするのか。
簡単に言うと、「被写体をどこに配置するか」 を考えて写真を撮る ということです
撮るときの工夫の仕方、2通りをご紹介~
まずは1つ目。メニューボタンより AF方式 をスポットに設定。
ピントを合わせる位置が中央に固定されるので、合わせたいものを中央に配置。
(今回のモデルは我が家の箸置き魚ちゃん笑)
シャッターボタンを半押しして ピントが合ったら~、
そのままボタンを押し切らずに、カメラの位置を少し動かしてみましょう。
こうすると ピントは最初の位置に合わせたまま(ここだと目にピントを合わせたまま)、被写体の配置を変えることが出来ます。(カメラを動かしすぎると、ピントがずれるので注意が必要です)
続いて 2つ目。今度はAF方式を ターゲット選択に設定。
ピントを合わせる位置を十字キーで移動できるので、5 × 5 の 25 か所から好きな場所を選んで OK ボタン。
再度位置を変えたい場合は OK ボタンを長押しで、また変更ができます。
位置を決めたら そこに被写体を入れて、あとは撮るだけです。
さてさて!では実際に被写体の位置で写真がどう変わるのか?
見ていただきましょー
被写体を中央に配置。
被写体を右下に配置。
被写体を少し左に配置。
いかがでしょう?少し被写体の位置が変わるだけで、だいぶ印象が変わったのではないでしょうか?
「いやいや、魚なんて動き回るから構図なんか意識して撮ってる暇無いよー」
なんて声が聞こえてきそうですね。 はい、僕もそう思います笑
今回紹介した2通りの撮り方は、あくまで被写体があまり動かない場合に有効な方法です。
動き回る被写体に対しては、キチンとピントを合わせるのが第一。
後ほど写真を見返してトリミングし、被写体の位置を調整すればいいかと
以上!今回は 「構図を意識して写真を撮ってみまよー♪」 という内容でした!
次回はこの「構図」について、もう少し掘り下げてみようと思いまーす!
水中写真は初めて or まだ慣れていないから基礎から勉強したい!という方。
次回のダイビングで 水中写真の SPライセンスコース はいかがでしょう?
僕が優しーく、ご一緒しますよー笑
スペシャルティ(SP)科目
石垣島北部のダイビングショップ 「うみの教室」 おウチ日記
本日の担当はリンでした!次回の日記もお楽しみに~
従業員の出勤状況が平時と異なるため、電話やメール等、
お問い合わせへの対応が通常どおり行えないこと、何卒ご了承くださいませ。
【営業再開時 新型コロナウイルス感染防止対策についてのお知らせ】
現在新型コロナウイルス感染拡大防止のため休業中ですが、沖縄県の休業要請が解除された後も、「新型コロナウイルス感染拡大防止対策ガイドラインに基づく感染対策をしたうえでの運営を要請」されております。
ご来店いただける皆様、働いているスタッフ、皆様が安全に過ごせるために、当店でも新型コロナウイルス感染拡大防止対策を行ってまいりますので、ご協力お願い致します。
営業再開後は、下記、当店が所属します八重山ダイビング協会の感染防止ガイドラインに基づいた感染防止策を行っていきます。
この新しい運営形態の中には、お客様にお願いすることも出てまいります。
ご予約いただけるお客様には個別にご案内もさせていただきますが、皆様が楽しく安全に過ごしていただけます様、ご協力をお願い致します。
また、ダイビングに関する新型コロナウイルス感染拡大防止について、下記資料もご参考に
沖縄県の休業要請は20日までとなっております。
従業員の出勤状況が平時と異なるため、電話やメール等、お問い合わせへの対応が通常どおり行えないこと、何卒ご了承くださいませ
石垣島北部のダイビングショップ 「うみの教室」 おウチ日記スタートです
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、5月20日 まで営業自粛中です。
こんにちは~~!ダイビングの身近な知識をお届け!!ななです(^O^)/
「うみの教室ネタブログ」みなさまご覧いただけていますか??
長すぎて見てなーい( ;∀;)
えぇ~そんなこと言わないで読んで~~( `ー´)ノ
知らないこと絶対あるから~~!!
というスタンスでここまでお送りしてきました。
自分でも知ってる~と思ってた内容に新たな発見があったりでとても面白いです。
新たな発見をみなさんとこれからもやっていこうと思ってますのでよろしくお願いしま~す
さて今回のブログは
【9割以上の人は耳が抜ける】耳抜きできない・・・を克服☆編~~!!
ということで耳抜き(圧平衡)についてです。
今までの耳抜きのやり方をここで振り返るきっかけにしてみてください。
・刻々と変化する水圧に耳管内の気圧を合わせること
そもそも耳抜きとはなんだろう?
なんでダイビングのスキルとして学ばなければいけないのだろう?
ダイビングをしたことがある方なら言うまでもないことかもわからないですが、水中では水圧というものがかかります。
人間が住んでいる陸上はたいてい1気圧ですが、水深が深くなるにつれて少しずつ圧力は増していきます。
水深1mにつき0.1気圧ずつ増え、水深10mだと1気圧増(つまり2気圧)となり肺は水圧で小さくなって他の部分も圧縮されてしまいます。
肺は呼吸器から口へつながっているため体積は小さくなっても呼吸を続けている限り気圧の変化には対応しているのですが、体で唯一閉じられた空間の耳管は「圧平衡」とも呼ばれる耳抜きをしないと激痛とともに鼓膜に支障を来すことにもなりかねません・・・
周囲の水圧に合わせて耳管内の圧力を変えていくためには耳抜き(圧平衡)が必要となるわけですね。
唾を飲み込んだり、アゴを動かすだけで耳が抜けるという方もいますが、「耳抜きができない!」と嘆いている方はそれができないから悩んでいるわけですよね・・・
でも耳を抜くための手法というの実はいくつかあります。
耳抜きの基本スキル
鼻をつまんで行う方法
・バルサルバ法
鼻をつまんで、声門(声帯)を開いた状態で肺の空気を鼻から息を出そうとする動作を行う方法。
肺からの圧力によって耳管を解放させる要領です。
ダイバーが汎用する耳抜きの一つで、唯一確実に治療や訓練が可能な耳抜き方法。
適切にできれば、ビギナーに最適な方法と言えます。
・フレンツェル法
鼻をつまんで、声門を閉じ、舌根(舌の奥)を上に持ち上げる動作を行うことによって耳管に空気を送り込む方法。
バルサルバ法を習得したダイバーは経験を積むにしたがって自然に習得することができるエキスパート用の耳抜き方法で、耳への負担が少なく最も安全かつ理想的な耳抜き方法です。
・マウスフル
鼻をつまんで、肺から口の中に空気を送り込み、頬の筋肉を使って空気を耳管に押し込む方法。
アプネア競技のベテランフリーダイバーがよく用いる手法です。
難易度が高い耳抜き方法で、少々強引に耳に空気を送り込んでしまうことがありうっかりすると耳に障害が起きてしまうことが・・・
スキンダイビングで息を止め、一気に深度を下げて潜る協議には有利な点が多いですが、呼吸をしている一般のダイバーにはあまりお勧めしません。
・トインビー法
鼻をつまんだまま唾を飲み込んだり、アゴを動かしたりする、鼻をつままないで耳抜きをする「嚥下法」に限りなく近い方法。
嚥下法よりも有利な点があるが、逆に言えば嚥下法ができる人でなければこの方法も良く抜けないことに・・・
嚥下動作を行うと口蓋筋群のひとつの口蓋帆帳筋を収縮させて耳管を解放させるのと同時に、軟口蓋(のどちんこの周囲)が跳ね上がる動きが起きて、その結果鼻孔から少量流出しようとする空気を、鼻をつまむことによって耳管へ送り出すことができるという仕組み。
※やり方が悪くてちゃんとできていない
初心者で耳抜きができないという方は、バルサルバ法にしても何にしてもできていないことが多いです。
しかもベテランダイバーの中にも実際にはしっかり耳抜きができていない「耳抜き不良」ダイバーが意外に多いんだとか・・・
耳に圧力をかけていくと、耳管が開いて鼓膜が膨らみ始めます。
そうすると耳に「プス」とか「ポッ」と音がするのですがその音が聞こえると耳抜きができたと勘違いしてその時点で耳抜きをやめてしまう人がいます。
これは実はNG
途中で圧力をあげなくなってしまうので少ししか鼓膜が膨らんでおらず耳が抜けたとは言い切れない状況だそうです。
この音を耳抜き完了の目安にしている人が多いですが、音は耳管が開いただけ。
音がした後もゆっくりと圧力をかけていくと、どんどん鼓膜が膨らんでいって4~5秒後に
鼓膜が膨らみ切ります。
この鼓膜が膨らみ切った状態を医学的に「耳抜きができた」と言うんですね。
※タイミングが遅い
耳抜きは潜降をするときの必須スキルなのですが、耳に圧を感じてから耳抜きをする人が多いように思います。
ですが実際は圧を感じてからでは遅い。
特に水深10mまでの気圧の変化率は非常に大きく、その中でも浅い水深ほど変化が激しくなります。
つまり潜り始めの浅い場所ほどこまめに耳抜きをすることが必須というわけですね。
それなのにも関わらず圧を感じてから耳抜きをするとなると変化の大きさに耳抜きがついていけなくなってしまって耳が抜けにくくなってしまうというわけ。
まずは水面で一度耳抜きをしてから潜降を開始して、圧を感じるよりも前にこまめに何度も耳抜きをしてタイミングを逃さないことが鼓膜にとってとても重要です。
※「生まれつき耳管が細い」は都市伝説!?
耳抜きができないのは生まれつき耳管が細いからだと思っている人が非常に多く、インストラクターや一般の耳鼻科医でさえそういう人もいるようですが、耳抜き不良の患者を多く診てきた権威によると耳抜きの良し悪しは耳管機能によって異なるだけで太さとは何の関連性もないのだそうです。
耳管開放症などの状態で耳管機能が悪い人は耳抜きもよくできない傾向があるようです。
しかし耳管機能が極端に悪い人はそもそもダイビング適性が無いわけで、逆に言えば現在鼓膜が完全に正常であればダイビングで支障がない程度に耳抜きができる最低限の耳管機能は持っているということ。
訓練や治療でほぼ100%耳抜き不良は治るのでNever Give UP!!
ただし子供のころの中耳炎の跡が残っている人は潜ることはできないので悪しからず・・・
※マスクが合っていない
そもそもマスクのサイズが合っておらず鼻をつまんでいるつもりでしっかりつまめていない場合も(笑)
鼻をつままなくても鼻の穴をふさぐように指で押さえれば耳が抜ける場合もあります。
でも耳抜きが苦手な方こそしっかり鼻はつまみたいところ。
もしマスクの上からしっかりつまめないようであれば、つまめるマスクに取り換え必須!!
※潜降スピードが速すぎる
ウェイトが重すぎたり、体重がさほどない小柄な方がスチールタンクを使う場合に重みで潜降スピードが速くなってしまうことが。
すると耳抜きができないうちに潜降してしまい「抜けない!」という事態に・・・
中性浮力を確保するということも必要です。
※口から空気が漏れている・・・
鼻をふさいでも口が空いていれば耳には空気がいかない。
耳抜きをするときは口もしっかり閉じていることが必須。
ダイビング中はレギュを咥えているはずなので、完璧に口を閉じるというよりかは、しっかりと咥えられていればOKです(^O^)/
鼻水をかむときにあまり口をあけませんよね。
つまり鼻がかめれば口から洩れるということは起こらないはず!!
※オトヴェントで練習
オトヴェントは耳抜きの練習をするのにとても有効です。
バルサルバ法をしようとすると強く息む人もいますが、オトヴェントを使用してグレープフルーツふらいの大きさになるまで2秒間、膨らむ状態を保つのに同じ強さで2秒間息むというのと同様に、ゆっくり時間をかけて耳抜きをするのがコツです。
一気にはダメ
※早め早めに耳抜きをする
潜降するスピードが速いと耳抜きができずトラブルに陥りがち。
それを避けるためにも痛くなる前、耳への圧を感じる前に耳抜きをしていくのが鉄則。
特に水深が浅いところでは水面で1回、その後50cm潜降するごとに1回、水深3mぐらいからは1m潜るごとに1回といった感じで耳抜きの回数を多くすることがポイントです。
※痛みを感じたら痛みを感じないところまで浮上する
痛みを感じたら急浮上するのではない。
痛みを感じなくなる所まで息を吐きながらゆっくり上がってそこでもう一度耳抜き。
そこから再度潜降に挑戦という流れ。
それでまた耳に圧を感じたら少し浮上して圧を感じない水深へ。
これを繰り返しながら行えば、コツがわかって耳抜きもできるようになるはず!!
今回は耳抜きについて触れてきました
中性浮力なんかの技術と違い、耳抜きに関しては当日の体調がものすごく影響してくる要素なので今まで苦労していなくても突如できなくなることも・・・
今回の内容ぜひ頭に入れておいていただけるといいかなと。
耳抜きの方法も挙げてるので次回のダイビングの際に普段とはちがう耳抜きの方法を試してみるのもちがう面白さがあるかもしれませんね~~(あくまで安全の範囲内で!)
ではまた(^^)/
従業員の出勤状況が平時と異なるため、電話やメール等、
お問い合わせへの対応が通常どおり行えないこと、何卒ご了承くださいませ
石垣島北部のダイビングショップ 「うみの教室」 おウチ日記
本日の担当はななでした!次回の日記もお楽しみに~
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こんにちはー!スタッフのリンです。
本日の石垣島も暑い!!最高気温30℃!
梅雨のジメジメした空気もありまして、何もしなくともじっとり汗が、、、。
我が家では、とうとう扇風機を導入し始めました
沖縄県の新たな感染者数はゼロ記録更新中!!
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八重山ダイビング協会からは 「営業再開方針と感染拡大防止のためのガイドライン」 が、
それぞれ提示されました。石垣島の現状が気になる方は、お時間のあるときにご覧になって下さい
油断はまだまだ禁物ですが、このまま終息へ向かっていってくれることを祈ります
ではではブログの内容へ!相変わらずのカメラネタ~
これまでのブログはこんな感じです!良かったら読んでみてください~
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・夜空の撮影!! こちら
・WB(ホワイトバランス)で遊ぶ!!! こちら
・フィルター効果で遊ぶ!!!! こちら
・ピンボケ写真からの脱却!!!!! こちら
で、本日のテーマは 前回のピンボケ写真の番外編。
「ボケをあえて楽しんでしまおう!」 という内容です
前回ご紹介した「THE ピンボケ写真」。
実はこの写真。僕のお気に入りの1枚だったりします
そう思うようになったきっかけは、「ソウル撮り」 という言葉です。
尊敬しているダイビングショップさんのブログで見つけた、この言葉。
気になって調べてみたところ、「あえてピントをずらし、絶妙なボケ具合を楽しむ撮影法」 の事らしい。
思わず 「なるほど!」 と、納得してしまいました
ピントを合わせることにこだわらず、魂(ソウル)で撮る。
「Don’t think, “Feel”. 」 なのか!と。
最近のコンパクトデジカメは かなり優秀なので、
マニュアルフォーカス(手動でピントを合わせる)機能でもないと、あえてぼかすことは難しいですが、
たまたま撮れたピンボケ写真で、なんちゃって 「ソウル撮り」 は楽しむことが出来ます
画像編集もこだわりはじめるとキリがありません。時間を忘れて没頭しちゃえます!
以下、僕の なんちゃって 「ソウル撮り」 写真をご紹介~
ウミキノコ(ソフトコーラル)
アマミスズメダイ 幼魚(スカシテンジクダイを背景に)
ウミギクガイモドキ(サンゴに住む貝)
ハナミノカサゴ
ヤイトギンポ 幼魚
胸を張って 「これはソウル撮りです!」 と言えるように、一眼レフでの水中写真を僕も今勉強中です。
「是非やってみたい!」という、猛者の方はどうぞ僕にご相談下さい。
一緒にズブズブと、水中カメラの沼に はまっていきましょう笑
水中写真は初めて or まだ慣れていないから基礎から勉強したい!
なんて方には、SPライセンスコース がオススメです。
僕がやさしーく、お教えしますよ笑
スペシャルティ(SP)科目
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本日の担当はリンでした!次回の日記もお楽しみに~
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こんにちは~~!「うみの教室ネタブログ」のネタ探しがそろそろ枯渇!?(笑)ななです(^O^)/
沖縄の梅雨入りをはじめ、ところどころ30℃を超えたりと夏の兆しがちらほらと表れ始めている今日この頃ですね。
まずは、季節の変わり目は体調を崩しやすいタイミングかと思うのでご自愛くださいませ。
今回のテーマはタイミングよく「暑さ」
前回の「寒さ」の対になるテーマでいってみましょう~~~
題して【減圧症予防に不可欠!】ダイバーのための水分補給のススメ☆編~!!
夏になると毎年のようにニュースに上がる熱中症の話題
どれだけ取り上げられようが無くならないということは、どこか「自分には関係ないや~」なんて我関せずな態度があるのではないのかな~なんて思ってしまいます。
「暑い」ことによる脱水は陸上だけでなくもちろんダイビングでもとっても危険
ダイバーにとってなんで水分補給が重要なのか?またダイビングの旅行に出かける際の注意点についてバッチリ解説!!
体内から放出された水分量よりも摂取した水分量が少ない場合、脱水状態となります。
脱水は健康上のトラブルへと発展することがあるため予防が必要です。
ダイバーであろうとなかろうと健康状態に影響を与えるため脱水状態は絶対に回避するべき。
【脱水状態の症状】ひどい脱水症状の場合
・頭痛
・パフォーマンスの低下
・いらだち、錯乱
・疲労、筋肉の痙攣
・体温調節力の低下
・意識レベルの低下
・生命をおびやかすショック症状
・腎臓結石の原因となる可能性(長期的影響)
私たちダイバーにとって、脱水は減圧症発症のリスク要因となります。
どんな理由なんでしょう??
脱水状態では、血しょう量及び組織への血液が減少して血液の粘度が上がり血流が悪くなります。
血液は体に栄養を運搬し、ガス交換の役割も果たすので、血液粘度が高くなると窒素の排出に悪影響を与えて減圧症を発症するリスクが上がってしまうというメカニズム。
原則としてダイビングは脱水になるリスクを増加させてしまいます。
しかしDANヨーロッパによる研究では、多くのダイバーがその前後に十分な水分を摂取せずにダイビングをしているという結果に・・・
正しく水分補給をするということが問題になることはほぼありません。
ひとたび休暇を取りトロピカルな地域へダイビング旅行に出かけるとなると、ダイビングの回数は増え、天気が良いことも多いことでリスク要因が普段に増して増加します。
したがって、ダイビング旅行中の適切な水分補給の重要性はより増すことになりますね~。
ダイビング旅行というだけで脱水状態を誘発するリスクが高まるわけではありません。
ただダイビング旅行中のダイバーには、無意識のうちに通常よりも早く脱水状態になってしまう行動上・環境上のリスク要因があります。
例えば、ダイバーが飛行機に搭乗したときから脱水は始まります。
機内の空気は地上よりはるかに乾いているため体は搭乗中に刻々と水分を失っていきます。
しかし、多くの旅行者はフライト中に十分な水分を摂りません・・・
またフライト中に、コーヒーやコーラ、あるいはビールを飲む旅行者が多いですが、カフェインやアルコールを含む飲み物には利尿作用があるので脱水症状を引き起こしてしまいます・・・。
このため最終的にダイバーは軽い脱水状態で目的地に到着することになります。
ここまででまだスタート段階ですよ!!
ここからは旅行中に普段より早く脱水状態になる理由を考えてみましょうか!
①日光
ダイバーが好む南国では、暖かく晴れた天候となり、しばしば湿度が高くなりますよね。
このような状況では、汗をかきます。
汗をかくと体内の水分が失われ、水分がh級されない限りは脱水状態を引き起こします。
また日焼けをすると水分は加速的に失われます。
皮膚が赤く熱くなり(時には痛みを感じ)、体が反応して皮膚に水分を送り出す。
そして太陽と風がこの湿気を蒸発させてさらに脱水時症状が悪化するという負のスパイラル・・・。
②海水の塩分
海から上がってくると水(海水)が乾燥し、塩の結晶が肌に残ります。
結晶が肌から水分を奪い、太陽と風によって水分が蒸発することにさらに脱水のリスクを促進させてしまいます。
③ダイビング・発汗
ダイビング中はスーツにより体温を保ちますが、陸等での着用中に体温を下げることはできません。
暖かい気候下でTシャツを着ているだけですでに汗をかいているのであれば、スーツの下でどれくらい汗をかいているか?
想像は難しくないはず!!
④ダイビング:浸水利尿(尿生成量の増加)
ダイビング中には周囲圧の上昇や、冷水温によって手足の血管が収縮し、血液が手足から体幹に移動して体を暖かく保とうとします。
ところが、体はこの体幹の血液量増加を水分過剰と認識してしまうので腎臓は、この水分過剰に反応して多くの尿を生成することによって水分と塩分が失われることに・・・。
このためダイバーがダイビング中や直後に排尿したいと感じる状態は「浸水利尿」と称されます。
多量に排尿するのは十分に水分をとっているからだと思われるかもしれませんが実際には過剰な水分が失われています。
⑤ダイビング:圧縮空気の呼吸
さらにダイビング中に水分を失うもう一つの原因は呼吸している空気です。
シリンダー内の空気は乾燥しており体がさらに水分を失うのは飛行機の中と同様です。
また低水温の水中では、肺の中の空気を温めるためにりょい一層肺に負荷がかかるため水分損失量がさらに増加。
⑥アルコール
旅行中、多少のお酒を楽しむことは珍しくないかと。
当然飲酒してダイビングをするのは厳禁ですが、飲酒による酔いだけではなく、アルコールは脱水症状を加速させます。
アルコールやカフェインを含むものは利尿作用があるので排尿量は増加します。
ということは脱水状態へ。
⑦吐き気・下痢
飲みすぎや船酔いなどで嘔吐すると短時間で大量の水分と塩分を失い脱水を促進させます。
旅行中の下痢(不衛生な食べ物を摂取したために起こる腸感染から発症)には、同様のマイナス効果があります。
⑧服薬
薬(特に血圧の薬など)の中には利尿作用がある薬が存在し、脱水症状を引き起こします。
ダイビング旅行で脱水症状や減圧症のリスクが高くなるのはこれで理解してもらえるかと。
ただダイビング旅行中だ、ということだけで減圧症のリスクは増加しません。
しかし前述のようにダイビング旅行中、ダイバーの気づかないうちに脱水のリスクが高まります。
多くの場合、脱水の症状は軽度であることが多いので水を飲むことで簡単に解決することができます。
水に加えて経口補水液またはアイソトニック飲料を飲むと失われた塩分や電解質を補給することもできるとされています。
しかしながら、さらに重度の症状がはっきり見られる場合には直ちに医学的な処置を受ける必要があるので医師による診察を受けましょう。
脱水状態の改善を試みるよりも、脱水を予防する方がはるかに良いです。
最も簡単な脱水症の予防方法は、多量の水分を摂ることです。
ところが、大量の水を一気に飲むと血しょうの量が急激に増加しその結果尿量が増えるだけなので体組織に水分はいきわたりません。
このためダイビングの直前直後に1ℓの水をまとめて飲むのではなく、15~20分ごとにコップ1杯の水を飲む方がGood!!
この方法では、組織に水分が補給されて結果として気泡形成と減圧症発症につながるガス交換の抑制を防ぐことが可能に。
実際に必要な水分量は、多くの要因によって異なります。
しかし1日の通常水分量に加え、水を少なくとも2ℓ飲むことで十分な水分量を保つ助けになるかと。
また果物屋野菜などのような水分の多い食べ物を摂るのも良いかもしれませんね!!
今回はかなりマニアックというかお堅い内容になってしまいましたね・・・
ただこれからの季節かなり大事になってくる情報ではありますので確実に抑えておきたいところ(^O^)/
正しく学んで・実践して安全なダイビングライフを!!
ではまた(^^)/
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