石垣島北部のダイビングショップ 「うみの教室」 おウチ日記スタートです
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こんにちは~~!わぁ~だいぶブランクダイバー、干からびる~~!!ななです(^O^)/
今回も前回書かせていただきました「マンタ」ネタのように読み物チックにまとめてみました!ダイビングや石垣島に関わり深いネタを探してこれからもお届け予定
意外と知らない?知りたい!ことに焦点当てていきますので一緒に勉強してみましょう(笑)
それでは今回のテーマの発表です!!ズバリ・・・
「日焼け止めの成分ってナニ??」です( *´艸`)
沖縄と言えば青い空・青い海・照り輝く太陽といったイメージ
もちろん降り注ぐ紫外線もハンパじゃありません
条件反射のように日焼け止めを塗る方も多いのでは??
でも日焼け止めのこと知ってますか?最近ダイビングの側面からも日焼け止めが注視されていること知っていますか??
ということでいまさら聞けない、でも今だから知りたい「日焼け止め」を深掘りしまーす!!
昨今世界的に日焼け止めが海やサンゴにダメージを与えていることから、海外ビーチでは使用規制が始まっています。
ハワイではすでにサンゴに有害な化学物質を含む製品の販売禁止法案が可決、ダイバーにお馴染みのパラオでもやはりサンゴに有害な物質を含む日焼け止めの持ち込みや使用を禁止する法案が通り、2020年1月から施行済みとなっています。
日焼け止めに対する目が厳しくなっているということですね。
紫外線(UV)には、肌の奥まで届いて老化の原因になるA波、肌の表面に届いてシミやそばかすを作ってしまうB波、大気層(オゾン層)で吸収されて地表には届かないC波の3つの波長があります。
地表に届くUV波のおよそ9割はA波で、春~夏をピークに1年中、朝から午後遅くまで地表に降り注いでいます。
このA波が肌に浸透するのを食い止める効果を表しているのがPA(Protection grade of UVA)。
日本製品は+で表され、+ひとつで、何もつけないよりも紫外線防止効果が2~4倍というもの。
+が多いほど効果が高く、市販の商品では++++(フォープラス)が最大値です。
一方、B波を防ぐ効果を表すのがSPF(Sun Protection Factor)。
1~50+の数値は、紫外線が肌に影響を及ぼすまでの時間を遅らせる効果を表していて、SPF1で約20分、SPF30なら効果は600分(約10時間)。
というわけで、肌の露出度が高い海の旅には、ウォータープルーフで最高値のSPF50+、PA++++を選ぶ人が多いのです。
汗をかいたり、時間が経ったりすればその効果は減ります。
なので日焼け止めは
①ムラなく塗る
②2~3時間ごとに塗り直すというのが重要。
繰り返し使うものだからこそ私たち1人ひとりが海やサンゴにやさしい成分を使いたいですね。
ジェルやクリーム、スプレーなど、日焼け止め製品の形状はさまざま。
厚生労働省による薬事法で2001年からは医薬部外品以外の化粧品の全成分表示が義務付けられたことから、パッケージに舌を噛みそうな長い名前がずらりと並ぶようになっています。
紫外線を防ぐために、それぞれの製品に配合されている吸収剤や散乱剤のほかにも、揮発性シリコンを含む成分であったりアルコールや防腐剤の役割を果たすパラベンや香料など気になる成分も少なくありません。
それだけに、塗った日焼け止めはその日のうちにきちんと洗い流しておきたいものですね。
石鹸だけで洗い流せる製品もあれば、クレンジングを使わなければ落ちない製品もあるのでしっかり確認を!!
石垣島であればスノーケリングやダイビング中、所々で目にする真っ白いサンゴ。
一見きれいなその姿こそ、サンゴの瀕死状態を意味する白化現象。
サンゴは動物プランクトンを食しながらも、共生している褐虫藻(藻類)が光合成を行うことで栄養を得ています。
白化は、褐虫藻がサンゴから逃げ出したために起きると考えられていて(※1)、その原因は高水温や水質汚染。この水質汚染の要因の一つ、と指摘されているのが日焼け止めに含まれる有害な化学物質。
サンゴの白化に影響するとされているのはおよそ30μg/ℓという研究結果が出されている(※2)
1人あたりが使う量はそれほどではない思われがちですが、沖縄のトロピカルビーチでの2001年の調査では8月14日に1400μg/ℓの紫外線吸収剤が検出されているそうです(※3)
私たち自身が、知らないうちにサンゴをいじめて、海やビーチを汚染していたかもしれないんです。
日焼け止めに含まれる英文はとにかく種類が多く、それぞれが複雑に関係しあっていて、全てを理解するのは至難の業。
「ノンケミカル」と書かれていても化学物質が含まれていたり、「オーガニック」表示があってもその天然成分を配合するためにケミカルの力を借りた製品もあって、大量の成分表示とにらめっこしてもらちが明きません。
では、健康にも環境にも安心な日焼け止めは、どうやって選べばいいのか、チェック&クリアしたい条件は次の8つ。
・紫外線吸収剤不使用
・揮発性油剤不使用
・界面活性剤不使用
・無香料
・防腐剤不使用
・エタノール不使用
・動物性原料不使用
・旧表示指定成分不使用(※4)
いや~~漢字ばっかり~~寝る~~(笑)
ってなったそこのあなたちょっと待って!!
考えなくていいように1つだけ紹介しておきます!!
TAEKOサンスクリーンが代表的なものとしてあることを雑誌より情報を知り得ることができましたので気になる方は調べてみて下さい。この他にも環境へ配慮した製品はたくさんあります。
(この商品を作っている会社の回し者ではございません(笑))
簡単に言うと、微生物由来の原料を使った「日焼け止め美容液」だそうです。
紫外線吸収剤不使用で肌へのストレスが少なく、水質汚染の原因になる揮発性油剤も使われていないので海やサンゴにやさしい。
水が貴重な離島の旅でも、クレンジングで水を汚す心配のない石鹸で洗い流せる仕様だそうです。完璧~~~
※1 最近のサンゴ研究では白化は褐虫藻が逃げ出すせいではないという説も出ています
※2 Roberto Danovaro,Lucia Bongiomi,et al,L Environmental Health Perspectives Vol.116より
※3 Y.Tashiro,Y.kameda,JMarine Pollution Bulletin Vol.77 333-340 2013より
※4 体質によってアレルギーなど肌トラブルを起こす可能性がある成分。
防腐剤や界面活性剤、紫外線吸収剤など約102種
雑誌LaSCUBAを参考にさせていただきました。
すご~~~く長くなってしまいましたね・・・
今回の内容いかがでしたでしょうか??
ダイバーの皆様が今一度使われている日焼け止めを考えるきっかけになれば嬉しいです(^^)/
小さいことから石垣島のような素晴らしい環境守ってみませんか??
ではまた(‘ω’)ノ
石垣島北部のダイビングショップ 「うみの教室」 おウチ日記
本日の担当はななでした!次回の日記もお楽しみに~