< 2022年 7月>

心が躍る子ガメたちの旅立ち 2022/07/15

:2022月07日15日 天気:晴れ
最高気温:33℃
最低気温:27℃
水温:29℃
スーツ:5mmワンピース

石垣島ファンダイビング&体験ダイビング&ライセンススクール日記スタートです

お久しぶりのカメ日記の更新です

春ごろに、今年もウミガメの産卵シーズンが始まっていることをお伝えしましたが、今日はその続編!
いよいよ子ガメが海に旅立つときがやってきました~

思い起こせば、今年の石垣は雨三昧、、、
来る日も来る日も雨で、太陽の輝きを見れる日がとっても少なかった梅雨明けまで。
そんな影響で、子ガメの脱出にもかなりの時間がかかりました。

石垣では普通は産卵から50~60日で孵化するのですが、今回は既に70日を超え、80日に迫ろうかという感じでした

夕方、ビーチに様子をうかがいに行くと、、、何とな~く出そうな気配を察知し(ここ数年の観察の賜物で、いろんな引き出しができました)、そのまま波の音をBGMにのんびり子ガメの‘その時’を待つことに。

そして、日も暮れ、あたりがうっすら暗くなってきたころ、子ガメが頭を出しましたよ

2頭の子ガメの頭が見えますね。しか~し、まだまだ眠そうな子ガメ、、、全然動きません。

空には大きな月が。

その頃ビーチでは、、、もうちょっと出てきましたが、、、まだ目をつむっています

さらに、3時間後、、、すでに私がビーチに来てから5時間が過ぎています
こんなに体が出ていても、子ガメが動き出すのはカメ次第、、、子ガメにしかわからない‘何か’を待っています。
私は子ガメを待っています
子ガメの‘何か待ち’は今までにも、何度も経験があるので、待つのは覚悟の上なのですが、、、
それでも、さすがにこんなに待つとは思っていませんでした。

ここからさらに3時間、、、、、、、ついにその時が

動き出した何頭かの子ガメに連動して、みんながもぞもぞし始めました!

我先にと、押し合い圧し合い海を目指そうとする子ガメたち。
「ちょっとどいてー」、「ねー、ちょっとじゃまなんだけどー」と声が聞こえてきそうですね

明るい方に向かって進む習性がある子ガメは、自然界では暗がりの中でもうっすらと明るい海を目指します。
でも、今回の様に人がいると、、、撮影するのにライトを使ってしまっているので、そのライトの方に足を進めます。
まぶしくしてごめんねと思いつつ、そのかわいい様子を見させてもらっていますが、海と逆に進んでしまわないように、海側に向かえるように一応の配慮をして照らしています。

この子ガメたちの様子が見たいがために、春からせっせとビーチを歩きまわっていました。
がんばった甲斐がありました~。

子ガメたちは元気に海に旅立ち、最後の1頭を見送った私たちも心地いい疲労感と共に帰宅しました~

にしても、長かった~、2~3時間はいつも覚悟しているけど、今回は8時間、、、
でもね、この子ガメたちはおりこうさんでした
この翌日、私はオフで、仕事はお休みだったんです
時間はかかったけど、こんな日に出てきてくれるなんて、あなたたちさすがだわぁ


これからの時期も、まだまだ母ガメの産卵シーズンが続きます。
ビーチでカメに会えるかもと、夜のビーチに行っちゃう人がいる様なのですが、ビーチでの明りは厳禁です。
ビーチで人に鉢合わせたり、明りがあると、産卵しようとしているカメも産卵せずに戻ってしまいます。
自然の生き物はとっても繊細なんですね。
「ウミガメの産卵、孵化&脱出が見たい!」という場合は、カメの邪魔にならないように観察できるように、生態をよく勉強することが大事!
そして、屋久島や小笠原へ!!(笑)←でもポイント!
屋久島や小笠原は毎日のように何頭ものウミガメが産卵に上陸するというからびっくりです!
産卵観察のツアーなどもあるそうですよ。
石垣では産卵上陸はあまり多くはありません。1か月に数回ある程度。
それに遭遇するのは至難の業ですよね

海の中でも、陸でも、自然の中にちょっとお邪魔して見させてもらうという気持ちを大切に、自然生物の邪魔をしないように観察したいものです。
 

 

石垣島ダイビング体験ダイビング&ライセンススクール日記
本日の担当はドラでした!次回の日記もお楽しみに~

 

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