石垣島ファンダイビング&体験ダイビング&ライセンススクール日記
スタートです![]()
今日もとってもいいお天気の石垣島![]()
 それなのに~、海はお休みという残念な本日![]()
 このコロナ禍、そんな日があってもしょうがないですね。
でも、そんな日に限って、驚くべき、皆さんにもお知らせしたい情報が飛び込んで参りました
またしても、先日出てきた子ガメのお話なるのですが・・・![]()
今までの経緯はこちら ↓ ↓ ↓
 
ウミガメの産卵 ⇒ 4/18の日記
 
子ガメの孵化~脱出の様子 ⇒ 6/21の日記
 
ウミガメの生態について ⇒ 7/5の日記
 
6/20の子ガメ孵化 ⇒ YouTube
 
7/8の子ガメ孵化 ⇒ YouTube
事の発端は、私たちが6/21に観察した子ガメたち。
 子ガメが海に帰った後を見計らって、ウミガメの研究をしている先生が産卵場所を掘り返して、ウミガメの産卵調査をされます。
 子ガメが出たことをお伝えすると、いつもは割とすぐに掘り返しにいらっしゃるのですが、今回はちょっとお忙しかったようで約2週間後に掘り返しにいらっしゃいました。
 そして、その時にみんなと一緒に地上に出れなかった2匹の子ガメを助け出しました。その子ガメを見た先生は、‘んん???’と思われます。
母カメ上陸の時の足跡から、ここはアカウミガメだということだったのですが、、、子ガメを見るとどうやら様子がおかしい
 私も大々的にアカウミガメの子ガメと日記に書いちゃってます!![]()
何が、どうおかしいかというと・・・
 1.子ガメの体色
 アカウミガメの子ガメはもっと黒っぽい色らしいのです。
 今回の子は、土色をしている子も多く、これはタイマイの特徴に似ているとのこと。
 
2.甲羅の特徴
 ウミガメは種類によって甲羅の板の枚数が決まっていて、それぞれ違います。
 
上の図を見ると、アカウミガメは真ん中の列も両脇の列もそれぞれ5枚で出来ています。
 6/20に出てきた子たちを見てみると・・・
 
 ①で示した子ガメは真ん中の列も両脇の列もだいぶ枚数が多いのが分かりますよね。全体が見えていない個体が多いのですが、甲羅の板の枚数が通常とは違っている子ガメがたくさんいます。
 ②で示した子ガメはアカウミガメの特徴通りの真ん中も両脇も5枚づつになっています。
 甲羅の特徴的には、アカウミガメと同じものもあるが、奇形も多く・・・という感じ。
3.頭の特徴
 ウミガメは頭の目と目の間のウロコにもそれぞれの種によって特徴があります。
 その特徴的には、タイマイのそれらしいということで・・・
4.産卵の数
 6/20に出た子ガメの産卵数は全部で153個。
 アカウミガメは、稀に多産なお母さんもいるそうですが、通常は60~100個くらいだそうです。それに比べると、153個ってだいぶ多いですよね。
 こちらの特徴的にもタイマイの方が当てはまるのかなぁという感じ。
 こんなところを総合すると、6/20に海へ旅立った子ガメのお父さんお母さんは、アカウミガメとタイマイであったのではないか、というのがウミガメ先生の結論![]()
 ちなみに、同じ母カメが産んだと思われる7/8に旅立った子たちはこちら
 ※甲羅の模様を比べるために数匹をバケツに入れて写真だけ撮らせてもらってから、みんなと合流して海へ旅立っていきましたよ
 
6/20の子ガメと比べると、甲羅の模様がちゃんとそろっていますよね。
 真ん中が5枚、両脇が4枚。頭のウロコの特徴もこちらは完全にタイマイだそうです。産卵数も182個で、まさにタイマイの数だそうです。
 ただ、卵の大きさ(直径)は3.7センチということで、タイマイにしてはちょっと大きいんだよなぁと、つぶやく先生・・・
同じお母さんから1回目はアカウミガメとタイマイのミックス、2回目がタイマイって、普通に考えるとおかしいですよね。
 ですが、ウミガメのメスは体内に精子を貯めておく場所があるということで、こういうことも起きるのかもしれないですね。
私たちは母カメが産んでいるところを見ているわけではないので、お母さんが確実に同じだとも言い切れないのですが・・・ほんっと自然って不思議![]()
 
 長年、研究を続けていらっしゃるウミガメ先生もわかんないなぁ、とまだまだ分からない事もいっぱいあるとおっしゃっていました。
 先生は調査を続けられるそうなので、調査の結果、今はこう思っていたけど違ったということもあるかもしれません。その時にはまたご報告させていただきます![]()
 
 とっても珍しい事だったので、日記を読んでいただいている皆さんにも共有させていただきました![]()
石垣島ダイビング体験ダイビング&ライセンススクール日記![]()
 本日の担当はドラでした!次回の日記もお楽しみに~
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