石垣島北部のダイビングショップ 「うみの教室」 日記スタートです
こんにちは~~!ななです(^O^)/
さぁあといよいよ1週間をもって県を跨いでの移動も予想できる今日この頃ですがみなさまいかがお過ごしでしょうか??
中にはちらほらダイビングの計画を立て始めておられる方もいらっしゃるかも
今回の緊急事態宣言を受けて病気に対する危機感はかなり高まったのではないでしょうか?
それと一緒にダイビングの安全に対する意識も上げちゃおうということで
今回はこのテーマ
【潜水事故を0に】安全ダイビングの為に私たちがしなければならない10のこと編~!
ちょっとしたトラブルが潜水事故につながります
一方でヒヤリハットはダイビングにはつきものとも言えるかもしれませんが、
たいていのヒヤリハットやトラブル、そして潜水事故は未然に防げるものばかり。
安全に楽しくまた潜ることが再開できるように私たちがすべきことを挙げてみました。
たった10のこと。
基本的なものばっかりです。
みんなで基本に立ち返ってみましょう!!
1.無理のない潜水計画
ファンダイブなどは1日2ダイブとか3ダイブと、アバウトな雰囲気もありますが、実際は現地スタッフが無減圧潜水範囲内で潜れるようにスケジュールを立て、行き先を決めている場合がほとんどかと。
人によっては潮回りなども考慮してゲストに良い思い出を作ってもらおうと効率よくダイビングスポット決めをしている場合もあります。
こうした場合は、自分自身で潜水計画を立てることはないのですが、無理なリクエストをしたりしないよう気を付けたいところですね。
またセルフダイブする場合は、自分たちでダイブテーブルやダイブコンピュータのダイブプランモードを用いて確実に安全に潜れる時間を選ぶようにしましょう。
ダイビング中も最初は深く、徐々に水深を上げて後半は浅瀬で時間を使うといった工夫も必要です!
2.バディシステムの遵守
ファンダイブの基本はバディシステム。
日本人はガイドやインストらくーたが優秀かつサービス精神旺盛なため、ガイドについていけばバディシステムはなくても(疎かにしても)いいといった風潮がなんとなくあるような・・・。
過去の事故をみてもバディシステムが整っていれば助かった、または事故にならなくても済んだと考えられるものが少なくないのも事実。
バディシステムは自分に、またはバディに何かあったときのためにあるもの。
初心者がバディになって頼りなくて・・・ではありません。
何かあった際にガイドに危急を知らせるだけでもいるだけで全然違います。
必ずバディシステムを守って潜るようにしましょうね。
3.器材の操作方法に慣れる
初心者の時にも経験があるでしょうが、なかなか沈まないのはBCDのインフレーターホースの上げ方が足りないからだったり、沈みがちなのでBCに給気したもののなかなか浮き上がらないのは給気が足りないからだったり、透明度が悪いのはマスククリアが出来ずマスクが曇っていたからだったり・・・。
器材を扱い慣れていないと基本的なスキルはなかなか向上できません。
これと同様に急浮上しそうな時、BCに空気が入りっぱなしな時、ドライスーツで吹き上がりといった万が一の場合、確実に器材操作ができないと余計に大変な事態に。
器材の操作方法に慣れるためにもマイ器材を使い続けることこそがベスト!!
このタイミングが意外とそろえるいいタイミングかも?!
別に器材メーカーをお店を儲けさせるために言ってるわけではないですよ(笑)
以前に器材に関するブログも挙げてますので是非チェックを!!
4/27「MY器材デビュー応援!!ダイビング器材の特徴と選び方 マスク編」
4/30「MY器材デビュー応援!!ダイビング器材の特徴と選び方 スーツ編①」
5/3【MY器材応援企画!!】今や常識となったドライスーツ☆沖縄で必要??
5/6【MY器材応援企画!!】ダイビングのマストアイテム☆~持ってないとやっぱりマズい・・・ダイブコンピューター最前線~
5/9【寒いのに何で潜るの??】これからは寒い時期のダイビングが変わる!?
4.気象・海象に注意
今年の石垣島は珍しく梅雨らしい梅雨模様・・・。
毎日のように冠水レベルで大雨が降るタイミングがしばしば。
2014年の2月のバリ・レンボガン島での日本人ダイバーの漂流事故では、浮上する時間帯に天候が急変、激しいスコールでボートオペレーターがダイバーを見失ったことが大きな原因となりました。
他にも潜水事故の中には、天候の急変、想像とは真逆の潮流などで漂流事故が起こっています。
20年以上前には、台風が接近している中、海の様子を確認しに海岸線に行ったダイバーが高波にさらわれて行方不明になるといった事故も・・・。
このように自然が猛威をふるうと何が起こるかわかりません。
ですが私たちダイバーはこうした自然に挑戦するのでなく、安全を冒して冒険するのでもなく、自然と共存して、楽しく海で遊ぶことが目的。
気象や海象に関しては地元の漁師さんをはじめとするベテランが詳しいです。
よくダイブクルーズでは「キャプテン(の言うこと)が一番」と言われますが、長年経験しているキャプテンだからこそ安全面では一番に信頼すべきということ。
天候、海況が不安な場合は、ベテランの助言をよく聞いてダイビングを中止した方がいいという判断であれば勇気をもって中止するようにしましょう!!
5.体調を自己管理
一概に言うことはできませんが、過去の例でいえば耳抜きが出来ず無理やり潜って耳管を損傷、意識不明になる、睡眠不足(一睡もしていない徹夜)で潜って意識を失い死亡とか、体調管理ができていないのに無理やり潜って悲しいことに死亡に至るケースもあります。
そのほかにも想像でしかありませんがダイビング中の突然死で心不全や脳溢血が起こってしまっということも考えられます。
よく鼻アレルギーや風邪でも潜水事故を起こす誘因になるのでダイビングを中止すべきです、と医者はいうけれど、本当にそのとおりです。
遊びで潜るだけなのに、せっかくの休みだからと無理やり潜って命を落としたのではひとたまりもありません。
ダイビング前は風邪をひかないようにして、睡眠もよくとり、体調万全で潜るようにしましょう。
6.危険生物、潜水病など最新知識を得る
「わぁキレイ!」とミノカサゴの仲間をつかんだり、(美しいヒレに毒がある)、急浮上するとエアエンボリズム(空気塞栓症)になる確率が高くなるにもかかわらず、安全停止後ビューっと一気に浮上してしまったりと、オープンウォーターコースで習ったはずの“ダイビングの常識”をまったく覚えてない人も少なくないのでは??
でも学科講習をちゃんと受けていないという方は今からでも遅くはありません。
昔学んだことは時代が進むにつれて過去のお話になっていることもしばしば。
最新の情報をお伝えできるようにこのブログはこれからも頑張るのでぜひチェックを!
本ではマリンダイビングが新しい知識を紹介することが多いのでおススメですよ。
7.ダイビング直前はウォーミングアップ
スポーツ科学的見地からも研究している(セントラルスポーツ)のコースディレクターのお話ですが、冬はもちろん夏でも海の水は冷たいことがあります。
この冷たい水にいきなり入ると血管がキュッと収縮し、血圧が急上昇。
脳溢血の原因になったりすることもあるそうです。
まずダイビング前には体を動かし、血行を良くしておくことと、体をほぐすこと。
そして、水に日ある前にはまずは顔に水をかけて、つぎに足先を水に浸け、冷たい水にいきなりドボンと入らないようにすることがポイント。
ボートダイビングの場合はボートに乗る前にやはり顔に水をかけ、シャワーを浴びておくとGood!
ボートにシャワーがある場合は船上で浴びてもいいかも。
ポイントに到着したら準備の前に静かに海に浸かるのが一番かもしれませんね。
なお減圧症の観点からいうと事前の運動はOKですが、ダイビング後の激しい運動やスキンダイビングはNGなのでご注意を!!
8.水面ではとにかく浮力確保
水面移動の時にBCに空気を入れておかないと沈んでしまうことはおわかりだと思いますが、ダイイング器材を全装着した状態で水に浮いていると顔から下が没っている状態になるもの(そして、直立姿勢になった際に目線まで没っていることが適正ウェイトの条件なわけですが)。
安全を確保するためにはBCに給気してレギュレーターやスノーケルを外したとしても呼吸ができるぐらいにはしたいものです。
エントリー時にはわかっていても、浮上したらこれができない人も多いです。
エグジットの為に浮上した時はもちろん、流されているときも、緊急浮上してしまったときも、水面に上がったら確実にBCに空気を入れて波をかぶったりしても慌てずにすむようにしましょう。
慌てると過呼吸を引き起こしさらにパニックを起こしてしまう可能性もあるからです。
9.浮上速度はゆっくりと
おそらく口酸っぱく言われている安全対策のひとつが「浮上はゆっくりと」だと思いますが、みなさん出来ていますか??
これは水深が深いところにあった空気が浅瀬になるにつれ膨張。
急な浮上で肺が破裂したり、ダイビング中に血液中にたまった窒素が膨張して、血液の流れをとめたりするのを防ぐためだということはご存じかと。
でも浮上の目安は1分間に18m(最近は1分間に9mの浮上速度が推奨されてます)といわれても、なかなかわかりません。
目でみて分かる目安としては、自分が吐く小さな泡のうちでも小さな粒に合わせるかそれ以下のスピードで上がるようにすれば大丈夫と言われてます。
ただ、今はダイブコンピュータが普及してます。
コンピュータの指示に従うようにして浮上しましょうね。
10.パニックにならない術を身に着ける
ダイビングでパニックになるとかなり高い確率でトラブづに陥り、潜水事故まっしぐら。
なので、何が起きてもパニックを避けたいところ。
胸騒ぎがしたり、ドキドキしたら、
①その場に止まる。できれば何かにつかまって止まる。
②大きく吸って、吐いてと大きく呼吸をする。すると不思議と落ち着いてくる。
③バディやガイドに大丈夫かどうか知らせ、ダメそうならサインを出して浮上したい旨を伝えてその後の指示を仰ぐ。
この3ステップの後にダイビングを続行できそうなら、OKサインを出して続行を!!
さて10項目触れてきました。
かなり基本的なお話にはなりましたがどれもかなり大事なこと。
どうしても我慢の後の行動は羽目をはずしがち・・・。
事が起こってからでは遅いです!!
ではまた(^^)/
従業員の出勤状況が平時と異なるため、電話やメール等、
お問い合わせへの対応が通常どおり行えないこと、何卒ご了承くださいませ
石垣島北部のダイビングショップ 「うみの教室」 日記
本日の担当はななでした!次回の日記もお楽しみに~
石垣島北部のダイビングショップ 「うみの教室」 日記スタートです
こんにちは!スタッフのリンです。
今年の梅雨は、雨が多いー!
我が家から見える海は河口が近いのもあって、ものすごい茶色です
まるでアマゾンのようですが、そんな中でもサンゴ達は逞しく生きています。すごいなぁ
さて、昨日のブログで 「営業再開と、新型コロナ感染防止対策について」 ご案内しました。
いつも通りの営業とまでは、まだまだ行きませんが、ご理解のほどよろしくお願いいたします!
「今できることを!」ということで、引き続きブログ更新に力を入れてまいります。
お楽しみいただければ幸いです
ではではブログの内容へ!しつこいようですが、今回も僕はカメラネタ笑
すみません、ネタが尽きないんです!!
これまでのブログはこんな感じです。良かったら読んでみてください~
・過去画像を編集! こちら
・夜空の撮影!! こちら
・WB(ホワイトバランス)で遊ぶ!!! こちら
・フィルター効果で遊ぶ!!!! こちら
・ピンボケ写真からの脱却!!!!! こちら
・ピンボケ番外編:「ソウル撮り」!!!!!! こちら
・構図のお話 Part 1!!!!!!! こちら
・構図のお話 Part 2!!!!!!!! こちら
で、本日も 「構図」のお話。 番外編として、縦構図のご紹介です
僕たち人間の目は、横並びについています。なので自然と視野も横向きの方が広く、目の動きもスムーズだそうです。テレビやパソコンの画面が横向きに長いのも、そんな理由かららしいです。
つまり人の目は横向きの映像を見るのに慣れていて、そこに安定感や安心感を抱くということ。
逆に縦向きの画像を見ると、普段とは違った向きなので意外性や迫力を感じるそうです。
実際に縦と横とで見比べてみましょう
まずはワイド。
続いてマクロ。
受ける印象、かなり違いますね
意外性の他に、ワイドでは縦構図の方がグラデーションが撮りやすく感じます。
深度変化による青のグラデーションや、
洞窟に差し込む光のグラデーションなどを写しこむのに有効です。(お客様撮影)
マクロでは、動きのある被写体こそ縦構図が面白いと思いました。
ちょこちょこ動くカクレクマノミが、よりコミカルに写ったり、
カンザシヤドカリの動きがよりダイナミックに感じます。
このように、面白い写真が撮れる 「縦構図」 なんですが、意識していないとなかなか撮れません。
僕自身が撮った写真を見返しても、縦向きの写真は全体の1割もありませんでした
これからはもっと意識して、撮影してみようと思います!
以上!今回は 「構図」のお話 番外編。「縦構図」 について でした!
水中写真を撮るとき、まずは頭の片隅に 「縦構図」 のことを残しておいてみてください。
いつもとは、ひと味違う一枚が撮れるかもしれませんよー!!
水中写真は初めて or まだ慣れていないから基礎から勉強したい!という方。
次回のダイビングで 水中写真の SPライセンスコース はいかがでしょう?
僕が優しーく、ご一緒しますよー笑
スペシャルティ(SP)科目
石垣島北部のダイビングショップ 「うみの教室」 おウチ日記
本日の担当はリンでした!次回の日記もお楽しみに~
従業員の出勤状況が平時と異なるため、電話やメール等、
お問い合わせへの対応が通常どおり行えないこと、何卒ご了承くださいませ。
石垣島北部のダイビングショップ 「うみの教室」 日記スタートです
こんにちは~~!ななです(^O^)/
「うみの教室ネタブログ」がかなりお堅い感じなので息抜き回!!
【ダイビングにまつわる知識どこまで知ってる??】ダイバーズQ(クイズ)編~~!
知っているようで意外と知らないダイビング知識を広く浅く、ときに深~~く!?クイズ形式で楽しみながら勉強してみましょうってことでこんなブログを作ってみました。
レッツチャレンジ
Q1.ダイビングの講習後に取得するCカード、Cとはいったい何の略??
①Company ②Center ③Certification ④Convenience
Q2.水中と陸上ではいろいろと異なることがありますが、次のうち正しくないものは?
①陸より水中の方が音の伝わり方が速い
②陸より水中の方が光が届きにくい
③陸より水中の方が体温を奪われやすい
④陸より水中の方が物が小さく見える
Q3.スクーバダイビングのスクーバ(SCUBA)って何の略??
①Self Controlled Underwater Barrier Advanced
②Self Contained Underwater Breathing Apparatus
③Satisfied Contribute Underwater Beautiful Appearance
④Sports of Chnallenging Underwater Breathing Acceptance
Q4.通常の空気より酸素の割合が高い配合の空気を使う( )ダイビング
①エンリッチド・エア・エイトロックス
②アンリッチド・エア・ナイトロックス
③エンリッチド・エア・ナイスロックス
④エンリッチド・エア・ナイトロックス
Q5.映画「グランブルー」はフリーダイビングの世界を描いた名作ですが、主人公のモデルとなった人は誰??
①ジャック・イヴ・クストー
②ジャック・マイヨール
③レニ・リーフェンシュタール
④レオ・レオニ
Q6.ダイビングのCカードを発行する指導団体にはPADIなどアルファベットで表しているところがほとんどですが、次の中で指導団体ではないのはどれ?
①BSAC ②NAUI ③SDC ④SNSI
Q7.タンクなどを使わない閉息潜水、フリーダイビングについて間違った記述は?
①日本人フリーダイバーが世界大会でも活躍している
②プールで行う競技もある
③競技ではフィンは必ずモノフィンやロングフィンを使う
④別名・アプネアとも呼ばれる
Q8.日本列島の周りを流れている海流にはいくつかありますが、日本海を南から北に向かって流れている海流は??
①黒潮 ②対馬海流 ③親潮 ④リマン海流
Q9.沖縄には多くの島がありますが次の中で一番面積が大きいのは??
①久米島 ②石垣島 ③宮古島 ④西表島
Q10.❤形の穴が開いている人工物があることで知られるインスタ映えする有名スポットはどこ?
①南紀白浜・沈船
②与那国島の海底遺跡
③与論島の海底宮殿
④神奈川県の根府川
Q11.次にあげる魚の中で1回の産卵で一番多くの卵を産むのはどれ??
①ハシナガイルカ ②スケトウダラ ③マンボウ ④ネコザメ
―――――――――――――――――――――――――――――――
答え合わせ!!いくつ合ってるかな( *´艸`)
Q1.③
証明されたという意味です。
Q2.④
水中では音は陸の約4倍、熱は空気中より約25倍も早く奪われる。
そして水中では1.3倍ほど大きく見える。
Q3.③
意味は「自給式水中呼吸装置」。意外と知らなかったのでは?
Q4.④
エンリッチド・エアは「酸素を豊富に含んだ」、ナイトロックスは「窒素と酸素の混合気体」を表します。なお窒素のNitrogenと酸素のOxygenを組み合わせた造語が「NITROX」
Q5.②
人類で初めて素潜り水深100mを超えたフリーダイバー。
1はフランスの海洋学者でこちらも世界的な有名人
3はドイツ人の女性写真家・映画監督
4は絵本「スイミー」の作者。
Q6.③
SDCは日本シニア・ダイビング・クラブの略称。指導団体ではない。
Q7.③
フリーダイビングにはいくつもの競技があり、フィンを使わずに行う競技もあるしプールで行う競技もあります。4は「潜水」という意味のイタリア語でフリーダイビングのことを指します。
Q8.②
太平洋側南からが黒潮、北からが親潮。日本海側の北からリマン海流。
Q9.④
西表島が289.61平方㌔、石垣島222.25平方㌔、宮古島158.87平方㌔、久米島59.53平方㌔。以上沖縄の離島 面積の大きい順上位4島でした。
Q10.③
2の与那国島の海底遺跡は遺跡のようなスポットだが人工的に作られたものかどうかは分からない。4の根府川には海底に駅のプラットフォームがある!
Q11.③
マンボウは約3億個もの卵を産む。スケトウダラも多いが約300万個でマンボウには及ばない。ハシナガイルカは哺乳類なので卵は産みません。ネコザメは卵の形は変わっていますが個数はせいぜい2桁どまりです。
いかがでしたでしょうか??
なかなか難しかったですかね~~( `ー´)ノ
これからもダイビングに詳しくなれるようなブログをお届け予定なのでお楽しみに!!
ではまた(^^)/
石垣島北部のダイビングショップ 「うみの教室」 日記
本日の担当はななでした!次回の日記もお楽しみに~
石垣島北部のダイビングショップ 「うみの教室」 おウチ日記スタートです
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、5月20日 まで営業自粛中。
こんにちはー!スタッフのリンです。
とうとう明日から営業再開!何だか緊張しちゃいますね笑
先のブログでも紹介していますが、
石垣市からは 「新型コロナショックからの回復プラン」 が、
八重山ダイビング協会からは 「営業再開方針と感染拡大防止のためのガイドライン」 が、
それぞれ提示されています。これらを元に営業を再開いたします。
不自由に感じられる点もあるかと思いますが、ご了承いただきますよう 宜しくお願い致します!
ではではブログの内容へ!今日も今日とて、カメラネタ~
これまでのブログはこんな感じです!良かったら読んでみてください~
・過去画像を編集! こちら
・夜空の撮影!! こちら
・WB(ホワイトバランス)で遊ぶ!!! こちら
・フィルター効果で遊ぶ!!!! こちら
・ピンボケ写真からの脱却!!!!! こちら
・ピンボケ番外編:「ソウル撮り」!!!!!! こちら
・構図のお話 Part 1!!!!!!! こちら
で、本日は 「構図」のお話、Part 2。
前回は構図を意識して撮る時のピントの合わせ方をご紹介しました。
そして今回は、どんな「構図」で撮るのか?について書いていきますね
「そもそも写真に正解などはない」 ので、構図に関しても自由に楽しめばいいのですが、。
収まりのいいバランスは、やはりあるんです。その基本をご紹介していきますね
①日の丸構図
最も基本的な構図で、被写体のインパクトが強調されます。
オーソドックスだからこそ、撮影者の技術やセンスが試されるのかもしれません。
石垣島といえば、マンタ!
日の丸構図でバーンと!とっても画になりますね
②対角線構図
不安定さが生まれ、「動」のイメージが表現されます。
魚の群れなどダイナミックな被写体に用いると、遠近感や奥行きもつけられます。
群れが同じ方を向く瞬間に、パチリ
③三角構図
どっしりとした安定感を感じさせる構図です。
頂点を下にした逆三角形にすると、不安定さが出て緊張感のある構図になります。
洞窟に差し込む光がシャワーのよう
④シンメトリー構図
左右や天地を挟んで対称となるように配置した構図。
ヒトは身体の構造が左右対称なので、同様の構図に「美や安定」を見出しやすいそうです。
中央の縦線で、左右対称になってます。
サンゴと海の青の境界を、どこにするかで印象がまた変わります
⑤3分割構図
マクロの被写体で僕がよく使う構図です。
線と線の交点に被写体を配置すると、安定感のある写真になります。
石垣島北部、冬のアイドル。カエルアンコウ(オレンジ)が右下の交点に配置されてます
「ふむふむ、構図の基本は分かった。」
「でも、被写体にピント合わせながら、なおかつ構図も考えながら撮るなんて、、、無理」
ですね、。 こればっかりは、たくさん撮って慣れるしかありません。
慣れないうちは、カメラの補助線機能などを使うことをお勧めします
OLYMPUS さんの TG シリーズだと、ダイヤルの近くの [INFO] ボタンを押すと出てきます。
以下のような感じですね。是非お試しあれ!!
以上!今回は 「構図」のお話 Part 2 でした!
あくまでご紹介したのは基本の一部分ですので、自由にアレンジして水中写真を楽しんで下さいね
水中写真は初めて or まだ慣れていないから基礎から勉強したい!という方。
次回のダイビングで 水中写真の SPライセンスコース はいかがでしょう?
僕が優しーく、ご一緒しますよー笑
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石垣島北部のダイビングショップ 「うみの教室」 おウチ日記
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こんにちは〜〜!大学ではサンゴの研究室☆どーもななです(^○^)/
つい先日の大潮のタイミングでここ石垣島ではサンゴの大産卵があったようですね
1度は見る価値のある幻想的な光景。
新しい生命の誕生ってなんだかとっても壮大な感じがしますよね!!
ということで、今回の「うみの教室ネタブログ」は、このタイミングに則り
【サンゴの話】ふしぎな海の動物☆編〜〜!!
いろいろな形のサンゴ礁が作りだすキラキラとした風景
透明な水もまたサンゴが健康に生きていくために必要不可欠なものです。
この美しい環境をいつまでもダイビングで楽しめるようにサンゴとサンゴ礁について少し考えてみましょう!!
日本人ダイバーが訪れる人気のダイビングエリアといえば、パラオにフィリピン、モルディブやもちろん石垣島含めた沖縄など見事にサンゴ礁の海ばかり
なぜかと言えば、なんといっても降り注ぐ光のシャワーの中広がるサンゴ群落が美しい。
周囲には色とりどりの魚が泳ぎ、サンゴの隙間や海底は生物豊富!!
ビーチは白砂で水温も高い。
そんなサンゴ礁は熱帯から亜熱帯にかけての浅い海に広がります。
ダイバーの脳内では世界の海の半分くらいを占めるイメージがあるかもしれませんが、実際には地球表面積のたった0.1%というから驚きです!
ちなみに海全体は地球表面積の70.8%を占めていることはご存知かと。
狭い範囲にしかなくてもサンゴはとても重要です。
ダイバーの憩いの場という小さな話ではなく、海ひいては地球の生態系全体にとって!
サンゴの形はいろいろ
・サンゴとは生き物を指し、1つずつのポリプや群体のこと。
・サンゴ礁とはサンゴが作り出した地形。
主に石灰質のサンゴの骨格からの成る。
サンゴが重要である第一の理由は、サンゴ礁が生物に隠れ家や居住空間を提供していることです。
例えば枝状サンゴの周囲を泳ぎまわっていたデバスズメダイが一瞬にして消える現象。
危険を察知して枝の隙間に逃げ込んだということ。
あるいは塊状サンゴの根本にあいたオーバーハングを覗けばオイランヨウジが潜んでいたり、サンゴ群落の根の亀裂にびっくりするような大きな魚が潜んでいたりします。
このようにサンゴ礁があることで海底は複雑な立体構造となり、生き物が暮らしやすい空間が増えることに。
これが、サンゴ礁に生物が多い理由の1つ。
世界のサンゴ礁にはなんと9万種もの生き物が暮らしています。
そしてそれはサンゴ礁の島に暮らす人間にとっては、すぐそこのサンゴ礁から豊富な水産資源を得られることを意味しますよね。
ぶっちゃけ新鮮な魚介類は美味でおまけに滋養たっぷりというわけです。
またサンゴ礁のリーフは自然の防波堤となってくれるので穏やかな内海(ラグーン)を作り出してくれます。
外海の荒波や潮の流れから守ってくれるわけでこれも人が暮らしていく上で大変ありがたいことですよね。
※サンゴどうしの闘い
サンゴを攻撃しているところ。
白い糸状のものは隔膜糸という器官で刺胞や餌を消化するための細胞が並んでいます。
また、スイーパー触手という攻撃専用の武器を持つ種類もいます。
※サンゴの増え方2WAY
・サンゴがバンドル(卵と精子が詰まったカプセル)を放出する瞬間。
ポリプ1つずつから出てくる。
このあとバンドルは海中でバラけて受精が行われる。
・サンゴのポリプが分裂しているところ。
こうして無性的にポリプの数を増やしてサンゴ群落はだんだんと大きくなっていきます。
浅く穏やかで居住スペースも豊富なサンゴ書に生物が集まる理由はお分かりいただけたでしょうか??
しかし生き物がたくさん暮らす場には大量の栄養分が必要です。
陸上であればベースとなるのは植物。
植物は太陽光を浴びて水と二酸化炭素を原材料に酸素と栄養分を作り出していますよね。
いわゆる光合成ですが、サンゴ礁では誰が植物の役割を担っているのでしょう。
もちろんサンゴ礁にも海藻や海草はありますが、陸に比べると特に熱帯・亜熱帯の海では少ない・・・
そこでサンゴ礁。
実はサンゴも植物と似たような役割を担ってくれます。
正確にはサンゴではなく、サンゴの体内に共生している褐虫藻類と呼ばれる微小な単細胞生物の働きによるものです。
褐虫藻類=共生藻はサンゴに宿を提供してもらう代わりに光合成で作り出した栄養分をサンゴに渡しています。
この栄養分はサンゴが他の生物に食べられることによって、あるいはサンゴが放出する粘液という形で周辺の生き物に供給されていくんです。
もちろん光合成によるものだから、同時に生き物にとって必要不可欠な酸素も生み出してくれる。
こうして見ていくとまさにサンゴ礁は「海の森」。
かけがえのない存在ということがわかってきますかね?
サンゴ礁のサンゴ群落が真っ白になりやがて崩れて瓦礫サンゴとなってしまう。
それが最近沖縄を始め世界各地のサンゴ礁で問題となっている白化現象と呼ばれるもの。
サンゴが共生藻を失い、(あるいは共生藻の活性が低下し)サンゴの白い骨格が透けて見えてしまうことから生じる現象。
白化現象が長く続くと、サンゴは共生藻からの栄養供給が減り、栄養不足でやがて死に至ります。
なぜサンゴが共生藻を失うかといえば、それは様々なストレスが原因。
例えば、土砂流入による日照不足、逆に強烈すぎる光、塩分濃度の変化などいろいろです。
サンゴはナイーブなんです
その中で最近よく名指しされる原因が海水温の異常な高さ。
実際に世界の海水温は全体に上昇傾向にあり、白化現象も地球温暖化が叫ばれるようになった1980年代から増加しているそうです。
近年は沖縄などでも夏場は水温30度を超える日々が続くことも珍しくありません。
そうなると望まれるのは台風。
暴風やうねりで海中がかき回されればある程度水温が下がって一安心なのですが、陸上被害もあれば観光への影響もあって悩ましい問題ですね・・・
白化現象以外にも、しばしば大発生するオニヒトデによる食害や病気、開発による土砂流入などサンゴとサンゴ礁を脅かすものはいっぱいです。
ダイバーにできることは、まずサンゴにダメージを与えないようにきっちりと中性浮力をとることでしょう。
サンゴにタンクをぶち当てたり、蹴って折ったりしないように注意しましょう。
上手くなるためにはスペシャリティがおすすめ!!
スペシャルティ(SP)科目
そしてサンゴとサンゴ礁について学ぶことも大切です。
例えばサンゴを食害するからといってその生物を安易に駆除していいものだろうか?
オニヒトデの大量発生時に小規模な駆除活動を行うと単なる間引きとなってむしろ数が増えるのでは?
あるいは数十年数百年という長いスパンで見れば必要な現象かも??
と学ぶことでたくさんと疑問が出てくるはず。
サンゴ礁を取り巻く事象に興味をもってじっくり考えてみるのもいいかもですね!!
サンゴと生きる
コブシメの産卵
隠れ家&マイホーム(カンザシヤドカリ)
サンゴを食べる
カンムリブダイ
1mにもなる巨大魚!このオウムのようなくちばしでかじるのは生きたサンゴ!!
カンムリブダイは群れを成してリーフエッジを泳ぎ一斉にサンゴをがりがりと食べてしまう。
ときどき真っ白な糞を大量に排泄するがそれはサンゴの骨格のなれの果て。(そしてサンゴ礁の白砂になるという)
なお生きたサンゴを食べるのはカンムリブダイのみで、他のブダイは死んだサンゴに生えた付着藻類をかじってます。
アツクチスズメダイ
浅場の枝サンゴ周辺に生息するアツクチスズメダイも、この分厚いクチビルでサンゴのポリプを食べる。
ハクテンカタギ、ハナグロチョウチョウウオ
チョウチョウウオの仲間のうち、丸っこい口元のものはサンゴのポリプが大好物。
例えば写真のハクテンカタギとハナグロチョウチョウウオ。
このほか、ヤスジチョウチョウウオやオウギチョウチョウウオ、スミツキトノサマダイにミスジチョウチョウウオなども同様です。
さてサンゴについて長ーく語っちゃいました!!
知らないことはありましたか??
知らないことを知ったら次に行動を!!
以前ブログに上げました海洋環境保護活動なんかも立派なサンゴを守るためにできることです!!
ちなみにブログはこちら
これからは優しい目でサンゴを見てやってください(笑)
ではまた(^-^)/
従業員の出勤状況が平時と異なるため、電話やメール等、
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石垣島北部のダイビングショップ 「うみの教室」 おウチ日記
本日の担当はななでした!次回の日記もお楽しみに~