日焼け止めの成分ってナニ??それって海に優しい??☆2024/03/14

:2024月03日14日 天気:晴れ
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石垣島ファンダイビング&体験ダイビング&ライセンススクール日記スタートです

こんにちは〜!!ななです( ´ー`)/

今回も前回書かせていただきました「マンタ」ネタのように読み物チックにまとめてみました!ダイビングや石垣島に関わり深いネタを探してこれからも時折お届け予定
意外と知らない?知りたい!ことに焦点当てていきますので一緒に勉強してみましょう(笑)

それでは今回のテーマの発表です!!ズバリ・・・
「日焼け止めの成分ってナニ??」です( *´艸`)
沖縄と言えば青い空・青い海・照り輝く太陽といったイメージ
もちろん降り注ぐ紫外線もハンパじゃありません

これからのシーズン春〜夏にかけて天気の良い日も多くなってきます
太陽が出れば条件反射のように日焼け止めを塗る方も多いのでは??
でも日焼け止めのこと知ってますか?最近ダイビングの側面からも日焼け止めが注視されていること知っていますか??
ということでいまさら聞けない、でもこれからのために知りたい「日焼け止め」を深掘りしまーす!!


サンゴと日焼け止め

昨今世界的に日焼け止めが海やサンゴにダメージを与えていることから、海外ビーチでは使用規制が始まっています。
ハワイではすでにサンゴに有害な化学物質を含む製品の販売禁止法案が可決、ダイバーにお馴染みのパラオでもやはりサンゴに有害な物質を含む日焼け止めの持ち込みや使用を禁止する法案が通り、2020年1月から施行済みとなっています。
日焼け止めに対する目が厳しくなっているということですね。


表記されてるSPFとPAってナニ??

紫外線(UV)には、肌の奥まで届いて老化の原因になるA波、肌の表面に届いてシミやそばかすを作ってしまうB波、大気層(オゾン層)で吸収されて地表には届かないC波の3つの波長があります。


地表に届くUV波のおよそ9割はA波で、春~夏をピークに1年中、朝から午後遅くまで地表に降り注いでいます。
このA波が肌に浸透するのを食い止める効果を表しているのがPA(Protection grade of UVA)。
日本製品は+で表され、+ひとつで、何もつけないよりも紫外線防止効果が2~4倍というもの。
+が多いほど効果が高く、市販の商品では++++(フォープラス)が最大値です。
一方、B波を防ぐ効果を表すのがSPF(Sun Protection Factor)。
1~50+の数値は、紫外線が肌に影響を及ぼすまでの時間を遅らせる効果を表していて、SPF1で約20分、SPF30なら効果は600分(約10時間)。
というわけで、肌の露出度が高い海の旅には、ウォータープルーフで最高値のSPF50+、PA++++を選ぶ人が多いのです。
汗をかいたり、時間が経ったりすればその効果は減ります。
なので日焼け止めは
①ムラなく塗る
②2~3時間ごとに塗り直すというのが重要。
繰り返し使うものだからこそ私たち1人ひとりが海やサンゴにやさしい成分を使いたいですね。


日焼け止め効果以外の成分は?

ジェルやクリーム、スプレーなど、日焼け止め製品の形状はさまざま。
厚生労働省による薬事法で2001年からは医薬部外品以外の化粧品の全成分表示が義務付けられたことから、パッケージに舌を噛みそうな長い名前がずらりと並ぶようになっています。
紫外線を防ぐために、それぞれの製品に配合されている吸収剤や散乱剤のほかにも、揮発性シリコンを含む成分であったりアルコールや防腐剤の役割を果たすパラベンや香料など気になる成分も少なくありません。
それだけに、塗った日焼け止めはその日のうちにきちんと洗い流しておきたいものですね。
石鹸だけで洗い流せる製品もあれば、クレンジングを使わなければ落ちない製品もあるのでしっかり確認を!!


サンゴいじめの犯人、私たちかも?

石垣島であればスノーケリングやダイビング中、所々で目にする真っ白いサンゴ。
一見きれいなその姿こそ、サンゴの瀕死状態を意味する白化現象。
サンゴは動物プランクトンを食しながらも、共生している褐虫藻(藻類)が光合成を行うことで栄養を得ています。
白化は、褐虫藻がサンゴから逃げ出したために起きると考えられていて(※1)、その原因は高水温や水質汚染。この水質汚染の要因の一つ、と指摘されているのが日焼け止めに含まれる有害な化学物質。
サンゴの白化に影響するとされているのはおよそ30μg/ℓという研究結果が出されている(※2)
1人あたりが使う量はそれほどではない思われがちですが、沖縄のトロピカルビーチでの2001年の調査では8月14日に1400μg/ℓの紫外線吸収剤が検出されているそうです(※3)
私たち自身が、知らないうちにサンゴをいじめて、海やビーチを汚染していたかもしれないんです。

 

日焼け止め選びのチェックポイント

日焼け止めに含まれる英文はとにかく種類が多く、それぞれが複雑に関係しあっていて、全てを理解するのは至難の業。
「ノンケミカル」と書かれていても化学物質が含まれていたり、「オーガニック」表示があってもその天然成分を配合するためにケミカルの力を借りた製品もあって、大量の成分表示とにらめっこしてもらちが明きません。
では、健康にも環境にも安心な日焼け止めは、どうやって選べばいいのか、チェック&クリアしたい条件は次の8つ。

・紫外線吸収剤不使用
・揮発性油剤不使用
・界面活性剤不使用
・無香料
・防腐剤不使用
・エタノール不使用
・動物性原料不使用
・旧表示指定成分不使用(※4)

いや~~漢字ばっかり~~寝る~~(笑)
ってなったそこのあなたちょっと待って!!

考えなくていいように1つだけ紹介しておきます!!


TAEKOサンスクリーンが代表的なものとしてあることを雑誌より情報を知り得ることができましたので気になる方は調べてみて下さい。この他にも環境へ配慮した製品はたくさんあります。
(この商品を作っている会社の回し者ではございません(笑))

簡単に言うと、微生物由来の原料を使った「日焼け止め美容液」だそうです。
紫外線吸収剤不使用で肌へのストレスが少なく、水質汚染の原因になる揮発性油剤も使われていないので海やサンゴにやさしい。
水が貴重な離島の旅でも、クレンジングで水を汚す心配のない石鹸で洗い流せる仕様だそうです。完璧~~~


※1 最近のサンゴ研究では白化は褐虫藻が逃げ出すせいではないという説も出ています
※2 Roberto Danovaro,Lucia Bongiomi,et al,L Environmental Health Perspectives  Vol.116より
※3 Y.Tashiro,Y.kameda,JMarine Pollution Bulletin Vol.77 333-340 2013より
※4 体質によってアレルギーなど肌トラブルを起こす可能性がある成分。
   防腐剤や界面活性剤、紫外線吸収剤など約102種
雑誌LaSCUBAを参考にさせていただきました。

すご~~~く長くなってしまいましたね・・・
今回の内容いかがでしたでしょうか??
ダイバーの皆様が今一度使われている日焼け止めを考えるきっかけになれば嬉しいです(^^)/
小さいことから石垣島のような素晴らしい環境守ってみませんか??


最後までお読みいただきありがとうございました

 

ではまた!!

 

追記

2024年度動画投稿更新3月10日より再スタート

再始動1発目は手の込んだ編集版から!!春だけのキャンペーンに併せてうみ教メニューの1つの紹介動画作ってみました〜〜

ダイバーの方もノンダイバーの方もぜひ一度ご覧くださいませ〜〜

「0」と「5」の付く日に頑張って更新してますよかったら見てくださーい

 

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本日の担当はななでした!次回の日記もお楽しみに~

 

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できるようになると楽しくなるスキンダイビング☆2024/02/29

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こんにちは〜!!ななです( ´ー`)/

冬間の朗らかな良い天気

こんな天気の良い日は海に行きたい

今回は石垣島在住のゲストさまがスキンダイビング講習を受けに来てくれました〜〜

住んでいると天気を選んで海に行けるのが最大のメリットですよね

今回のゲストさまはスキンダイビング初挑戦

やったことがなくて果たしてホントにできるのか??と不安げなご様子・・・

その不安を取り除きながら徹底的に事前説明を行なってイメージを持ってもらいます

イメージできたところでいよいよ器材を装着して海へ〜〜

海へ入ってからも入念な下準備

やっている人からすれば当然!みたいなことも確認していきます

できるようになる第一歩は「不安を無くす」ところですからね

これはスノーケルの呼吸や咥えたまま息を止める感覚を実体験している様子ですね

さていよいよ本番です

実際に自分のイメージの通りに潜ることができるでしょうか??

イメージと現実は全然違うこともありますからね

ここからは頭ではなく体に感覚を落とし込んでいきますよ

入水!!!!

スキンダイビングで僕個人的には1番の重要ポイントであると思っている入水姿勢

可能な限り水面に対して垂直に入ることがポイント!このあとに足を振り上げて体全体が垂直になれると潜りやすいですよ

ただやってみるとこの最初の場面が意外と難しいんですよね・・・

おっ!綺麗に入れましたね

体が垂直であれば自然と重力によって体が沈んでいきます

この時にバタバタしてしまうとすぐに息が苦しくなってしまうんですよね

あとは目的の場所に向かって潜っていくだけ

潜っていくだけといってもこの後も耳抜きが必要だったり周囲を目視確認したりとやることはいっぱいです

ただ水中に入ってしまった後はもう“慣れ”の部分が大きいのであとはとにかく潜り倒すのみ(笑)

自分の中のコツを掴んじゃいましょう

広い海をこんな風に自由に泳げたら楽しいはず

スクーバダイビングとはまた違った世界が広がるスキンダイビング

石垣島で教えてくれるショップさんは意外と少ないですよ

やってみたいなぁという方はぜひうみの教室に!!

ではまた!!

 

追記

「0」と「5」の付く日に頑張って更新してますよかったら見てくださーい

 

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そろそろスキンダイビングの季節!?2023/06/12

:2023月06日12日 天気:曇り
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水温:27℃
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本日は、スキンダイビング講習の様子をご紹介します!

ここ最近、スキンダイビング講習のご予約が増えてきました
夏が近づいてきたからかな??

ダイビングの様にタンクや器材を使わずに、自分の呼吸だけで潜っていくので、海や自然の生物との一体感を味わうことが出来る特別な魅力がありますよね

とはいっても、スキンダイビングは簡単そうに見えて、なかなか難しいんです!

上手な潜り方は、、、
まずは水面に伏し浮をします

腰をくっと90度に曲げて水中へ

フィンの重さを使用して沈み、さらに伸ばした手をかいた推進力でより深くへ

ここまで潜れたら、あとは息が続くところまで水中の景色やお魚を楽しみます

うみの教室では、PADIアドバンスドスノーケラー講習(旧スキンダイバー講習)を開催してますよ!

午前中コースは、ポイントを変えて2回のスキンダイビングをするコースなので、お時間にゆとりのある方や1回だけで認定になるか不安な方、より水中世界を楽しみたい方にお勧めです♪

午後コースは1回だけスキンダイビングをするコースになります。
こちらはお時間にゆとりのない方や、ご到着日の午後での参加も可能ですよ!
ただ、練習できるのは1回だけなので、ある程度の経験がある方向けになります。

※1回のスキンダイビングで実際に水中で練習するのは40分前後になります。


この夏、水中世界をより身近に感じてみませんか~!?

 

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本日の担当はドラでした!次回の日記もお楽しみに~

 

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お天気も海況も回復!!準備万端♪ 2023/06/03

:2023月06日03日 天気:晴れ
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今年最初の台風がやってきて、はじめは勢力も強いし、石垣の南でしばらくウロウロするし、いったいいつになったらダイビング再開できるんだ~!!!と思っていたのですが、、、

来てみれば勢力も弱くなっていたし、石垣の南側を通過してくれたので、石垣は暴風域にも入らずにすみました。
そして何より、台風の動くスピードも少し早まったので、思いのほか早く復旧できましたよ
ふ~、よかった、よかった

海も今日からは安心して潜れるくらいに穏やかになってくれていますし、お天気も最高

なのに、、、

いつでもダイビングに行ける準備は万端なのですが、、、お客様も台風でキャンセルになり、、、うみの教室の台風後のダイビング始まりは数日先になります

とりあえず、台風による被害もなく、うみの教室はダイビングに出発する準備万端です!のご報告でした

梅雨前線と台風の影響で、日本列島各地で大雨というニュースがいっぱいで、石垣が何事もなく良かった!と喜んでばかりはいられない状況ですが、、、
みなさまのお家やご家族がご無事でありますように

 

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伊原間沖のサンゴは今!?☆自然の力はすごい!! 2023/03/21

:2023月03日21日 天気:曇り
最高気温:27℃
最低気温:21℃
水温:23℃
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今日は、ちょっと真面目にサンゴのお話を
石垣北部は昔から石垣の中でも、と~っともサンゴがきれいなエリアでした。

これは、私が石垣にやってきた2006年当時のサンゴ

伊原間のアウトリーフはどこもこんな感じで、サンゴがいっぱい!!
お客様からリクエストで「サンゴが見たい!」と言われれば、「どこを潜ってもサンゴはいっぱいなので、たくさん見れますよ~!」と答えていました。

が、、、2010年前後にサンゴを食べるオニヒトデの大発生が
もともとサンゴがきれいなこのエリアは、彼らの格好のエサ場になりました。
いたるところに折り重なるようにいるオニヒトデに、サンゴは食べつくされちゃいました。

やっとオニヒトデの姿が見えなくなってきたと思った2016年、、、
今度は夏に水温が高い期間が長く続き、わずかに残ったサンゴたちもこの年の水温上昇で大半が死んでしまいました
(水温が高い状態が続くと、サンゴは死んでしまいます)

この数年はサンゴにとって苦難の時期でした

この辺りのサンゴの写真を探してみたのですが、この惨憺たるサンゴの状態を残している写真は見つからず、、、
当時は、伊原間沖のサンゴがなくなり、ほかのエリアのポイント開発もしたので、この辺りを潜る機会がかなり減っていたというのも、写真がない要因かな?


そんな壊滅状態だった伊原間沖のサンゴに復活の兆しが見え始めたのが2018年頃

まだ小さく、岩肌もたくさん見えますが、たくさんのサンゴが育ってきているのが分かりますよね

この子たちが順調に成長を続けてくれ、2021年にはこんな感じに
自然と笑顔になってしまうほど美しいサンゴの復活です
スタッフもお客様もこのため息が出るほど美しいサンゴにたくさん癒されました


そして、そんな美しいサンゴたちに昨年2022年夏に事件が起きました

知っている方も多いと思いますが、昨年の夏、石垣には台風が全然来なかったんです。ふつうは6~8月にかけて何回か台風がやってきます。それが、昨年は9月になるまで台風が1つも来なかったんです

「台風来なくてよかったね~!」というのは陸に住んでいる私たち人間のお話。
自然界、特に海では、台風が来て水中がかき混ぜられることによって、上がりすぎた水温が下がるというメリットがあるんです。
サンゴにとっては、夏場に上がった水温を下げてくれる救世主です。


そんな台風の来なかった2022年の夏、水中世界では大変なことになっていました。

まだ普通の状態、2022/7のサンゴ
相変わらず、美しいサンゴの世界が広がっています!


サンゴが悲鳴を上げ始めた2022/8中旬
ほとんどのサンゴがパステルカラー~白色になってきてしまいました。
正常な色をしているサンゴはごくわずか。

水温が高い状態が続くと、サンゴに住んでいる褐虫藻がいなくなってしまい、サンゴが白くなっていきます。
褐虫藻がいなくなって白くなっても、サンゴがすぐには死にはません。
水温が下がって、褐虫藻が戻ってきてくれれば、徐々に色も戻って、また元気になってくれるので、、、
この辺りで、台風が来てくれればまだ助かるサンゴは多かったと思うのですが、、、台風は来ず、、、

そして、2022/9月末のサンゴ
9月に入り台風が毎週毎週やってきましたが、時すでに遅し、、、

白くなったサンゴに褐虫藻が戻らず、そのまま死んでしまったものがたくさん。
死んだ白いサンゴには、徐々に藻が生えて茶色くなっています。

その後、冬場の北風シーズンに突入したこともり、このポイントに入る機会もほとんどなかったのですが、ここ最近、また行ってみたら

2023/3現在

もちろん、石灰化して死んでいるサンゴもたくさんなのですが、そんな中にも、元気に生き残っているサンゴの姿があることに、驚くとともに、とって~もうれしくなりました
や、、、とはいっても、以前のあの美しさには程遠いんですけど、よくあの環境で生き残ってくれた!!と褒めてあげたい気持ちです!

サンゴと共に生活している魚たちも健在

ということで、今日は私が石垣にきてから17年間の石垣北部のサンゴの歴史を追ってみました!
この日記で使った写真は、ほぼ伊原間沖のコージーの写真です。

2016年のサンゴ壊滅を見た時には、私が潜れるうちにあのきれいなサンゴはもう見れないんだろうなぁとあきらめていましたが、、、
なんと、たった5年後には昨年夏までの美しいサンゴの世界が復活してくれていることを考えると、2016年の白化よりも幾分マシな今回は、きっとあと数年後にはまたあの光景に出会るはず!!自然の力はすごい

いい時も、悪い時も、ずっと同じエリアで観察していると、そこにある幸せに気づけるものですね

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