石垣島ダイビング日記スタートです
うみの教室ダイビング記事、第5弾!
今回のテーマは「自立したダイバーとは?」
「何を今さら」 という方も、もし良ければ読んでいただきたいです!
「弘法も筆の誤り」なんて言葉もあるくらいですからね。 では、よろしくお願いいたします!!
早速ですが、「ダイバー」とは何かから
「ダイバー」とは、ダイビング協会が発行しているCカード(認定カード)を保有している人の事を指します。
世界最大のダイビング協会 PADIでは、ダイバー認定のスタートライン「オープンウォーターダイバー」は次の事ができるとしています。
・講習で受けたトレーニングと経験の範囲内で、インストラクターの監督なしでダイビングをすることができる。
(適切な装備を整え、バディとダイビングをするという条件で。 最大水深は18メートルまで)
つまり、ダイバー認定を受けているバディ(2人一組)だけで、自由にダイビングができるということ!
なんですが、これはあくまで「自立したダイバー」ならという前提ありきでの事です。
タイトルに戻ってきた形ですが、では「自立したダイバーとは?」
ズバリ!言葉通り!!自己管理ができるダイバーのことです!!
「何を当たり前のことを、、、。」ですよね笑
ただこの、「自己管理」という言葉がミソです。
「自立したダイバー」への道 No.1!「無理のない計画を立てる」
ひとつ例を挙げてみましょう。
久しぶりのダイビングだけど、(1年以上ぶり)
講習の時は上手に潜れてたし、(Cカードを取ったきりダイビングをしていない)
ババーンと大物狙い!海外でドリフトダイビングに行ってみよー!!(海外もドリフトダイビングも経験はなし)
少し極端な例ですが、果たしてこの人が安全にダイビングを楽しめるでしょうか?
かなりセンスがあってプロも顔負け!って人なら可能かもしれませんが、十中八九無理でしょう
楽しいダイビングは安全あってこそ!自分の経験を考えて、無理のない計画を立てましょう
ブランクがあって、少しでもダイビングに対しての不安がある方は、
リフレッシュコース(セッティングや水中スキルの確認ができるコース)などへのご参加がオススメです。
また、そういったコースを開催しているダイビングショップは信頼できると思います
「自立したダイバー」への道 No.2!「正しい水面習慣」
ダイビングでの大半のトラブルは、意外にも水面で起こります。
呼吸の確保、浮力の確保、視界の確保 この3つが「正しい水面習慣」です。
・呼吸器材(スノーケル or レギュレーター)を咥えておらず、水を飲んでしまった。
・マスクが外れてしまい、波もあって目が開けられない。
・浮力が確保できず、沈んでしまう。 …etc
ダイバーなら、少なからず身に覚えがあることかと思いますが、
ダイビングに慣れれば慣れるほど、忘れてしまいがちなのがこの「水面習慣」です。
・エントリー前や浮上後にBCDジャケットに空気をいれていますか?
・エキジットする前に呼吸器材を外していませんか?マスクを外していませんか?
・邪魔だからと、スノーケルなしでダイビングをしていませんか?
ほんの些細なことですが、「正しい水面習慣」を身につけておいて損はありません!
何より、僕たちインストラクターも安心してお客様を見ていられます笑
今一度、ご自身の様子を思い返してみて下さいね
「自立したダイバー」への道 No.3!「水中の安全管理」
残圧・水深・ノンストップリミット(減圧不要限界)の確認、
安全停止の実施、浮上スピードの管理、
以上の3つです
・ガイドに残圧を聞かれて初めて、残圧計を手にとっていませんか?
・ノンストップリミット(減圧不要限界)を確認できていますか?
・水深、時間が分かる物をもってダイビングをしていますか?
・安全停止をガイドまかせにしていませんか?
・安全なスピードで浮上していますか?どれくらいの速さが適切かご存じですか?
どれもとても重要なことですね。自分の身を守れるのは、最終的にはやはり自分自身です
残圧のチェックは当然のことですが、
ダイブコンピュータの普及によって、水中の安全管理は簡単にできるようになりました。
お持ちでない方は、最初はレンタルでも結構です。
使い方はモチロン、素朴な疑問(ノンストップリミット、、、?)などもインストラクターに尋ねてみて下さい。
ダイブコンピュータの安心感、絶大ですよ
「自立したダイバー」への道 No.4!「バディシステムの遵守」
いよいよ最後です!
バディシステムのメリットは沢山ありますが、代表的なのは以下のものでしょうか。
・ダブルチェックができる。
・緊急時の対処(エア切れ、水中拘束)ができる。
・感動を共有できる。
残念ながら、単独潜水での事故は近年でも起きてしまっています。
初心者のみでなく、ベテランダイバーやベテランガイドでもです。
バディさえいれば、トラブルを未然に防げますし、もしもの時も対処ができます。
また、1人よりも2人で楽しんだダイビング体験は、2人の宝物になるはずです
以上!うみの教室ダイビング記事第5弾!
「自立したダイバーとは?」でした!
少し堅苦しい内容になってしまいましたが、それでも大切な事なんです
「ダイバー全員で、安全で楽しいダイビングを!」
ダイビングインストラクター、全ての願いだと思います
最後まで読んでいただきありがとうございました!
石垣島ダイビング日記
本日の担当はリンでした!次回の日記もお楽しみに~
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