ダイバーに役立つ情報をお届け!!今さら聞けない?!知識・知見を深めようのコーナー
こんにちは~~!ネタブログのタネがそろそろ枯渇!?(笑)ななです(^O^)/
4月のスタートです春らしく全国的に暖かくなってきた感じがありますね
こちら石垣島も例外なく気温がグングン上昇してきてます
週間予報なんかでは予想最高気温29℃なんて言っている日も
暖かい通り越してもはや「暑い」となってしまいそうです(笑)
「暑い」といえば必ずセットで語られるのが熱中症の話題
今回は熱中症関連のトピックではないですが、その予防のためにも重要な水分補給に焦点を
題して【減圧症予防に不可欠!】ダイバーのための水分補給のススメ☆編~!!
ダイビングの側面からの水分補給の重要性
じっくりガッツリ語っていきますよ
長めのお堅い内容ではありますがぜひ読んでみてくださいね
夏になると毎年のようにニュースに上がる熱中症の話題
どれだけ取り上げられようが無くならないということは、どこか「自分には関係ないや~」なんて我関せずな態度があるのではないのかな~なんて思ってしまいます。
「暑い」ことによる脱水は陸上だけでなくもちろんダイビングでもとっても危険
ダイバーにとってなんで水分補給が重要なのか?またダイビングの旅行に出かける際の注意点についてバッチリ解説!!
体内から放出された水分量よりも摂取した水分量が少ない場合、脱水状態となります。
脱水は健康上のトラブルへと発展することがあるため予防が必要です。
ダイバーであろうとなかろうと健康状態に影響を与えるため脱水状態は絶対に回避するべき。
【脱水状態の症状】ひどい脱水症状の場合
・頭痛
・パフォーマンスの低下
・いらだち、錯乱
・疲労、筋肉の痙攣
・体温調節力の低下
・意識レベルの低下
・生命をおびやかすショック症状
・腎臓結石の原因となる可能性(長期的影響)
私たちダイバーにとって、脱水は減圧症発症のリスク要因となります。
どんな理由なんでしょう??
脱水状態では、血しょう量及び組織への血液が減少して血液の粘度が上がり血流が悪くなります。
血液は体に栄養を運搬し、ガス交換の役割も果たすので、血液粘度が高くなると窒素の排出に悪影響を与えて減圧症を発症するリスクが上がってしまうというメカニズム。
原則としてダイビングは脱水になるリスクを増加させてしまいます。
しかしDANヨーロッパによる研究では、多くのダイバーがその前後に十分な水分を摂取せずにダイビングをしているという結果に・・・
正しく水分補給をするということが問題になることはほぼありません。
ひとたび休暇を取りトロピカルな地域へダイビング旅行に出かけるとなると、ダイビングの回数は増え、天気が良いことも多いことでリスク要因が普段に増して増加します。
したがって、ダイビング旅行中の適切な水分補給の重要性はより増すことになりますね~。
ダイビング旅行というだけで脱水状態を誘発するリスクが高まるわけではありません。
ただダイビング旅行中のダイバーには、無意識のうちに通常よりも早く脱水状態になってしまう行動上・環境上のリスク要因があります。
例えば、ダイバーが飛行機に搭乗したときから脱水は始まります。
機内の空気は地上よりはるかに乾いているため体は搭乗中に刻々と水分を失っていきます。
しかし、多くの旅行者はフライト中に十分な水分を摂りません・・・
またフライト中に、コーヒーやコーラ、あるいはビールを飲む旅行者が多いですが、カフェインやアルコールを含む飲み物には利尿作用があるので脱水症状を引き起こしてしまいます・・・。
このため最終的にダイバーは軽い脱水状態で目的地に到着することになります。
ここまででまだスタート段階ですよ!!
ここからは旅行中に普段より早く脱水状態になる理由を考えてみましょうか!
①日光
ダイバーが好む南国では、暖かく晴れた天候となり、しばしば湿度が高くなりますよね。
このような状況では、汗をかきます。
汗をかくと体内の水分が失われ、水分がh級されない限りは脱水状態を引き起こします。
また日焼けをすると水分は加速的に失われます。
皮膚が赤く熱くなり(時には痛みを感じ)、体が反応して皮膚に水分を送り出す。
そして太陽と風がこの湿気を蒸発させてさらに脱水時症状が悪化するという負のスパイラル・・・。
②海水の塩分
海から上がってくると水(海水)が乾燥し、塩の結晶が肌に残ります。
結晶が肌から水分を奪い、太陽と風によって水分が蒸発することにさらに脱水のリスクを促進させてしまいます。
③ダイビング・発汗
ダイビング中はスーツにより体温を保ちますが、陸等での着用中に体温を下げることはできません。
暖かい気候下でTシャツを着ているだけですでに汗をかいているのであれば、スーツの下でどれくらい汗をかいているか?
想像は難しくないはず!!
④ダイビング:浸水利尿(尿生成量の増加)
ダイビング中には周囲圧の上昇や、冷水温によって手足の血管が収縮し、血液が手足から体幹に移動して体を暖かく保とうとします。
ところが、体はこの体幹の血液量増加を水分過剰と認識してしまうので腎臓は、この水分過剰に反応して多くの尿を生成することによって水分と塩分が失われることに・・・。
このためダイバーがダイビング中や直後に排尿したいと感じる状態は「浸水利尿」と称されます。
多量に排尿するのは十分に水分をとっているからだと思われるかもしれませんが実際には過剰な水分が失われています。
⑤ダイビング:圧縮空気の呼吸
さらにダイビング中に水分を失うもう一つの原因は呼吸している空気です。
シリンダー内の空気は乾燥しており体がさらに水分を失うのは飛行機の中と同様です。
また低水温の水中では、肺の中の空気を温めるためにりょい一層肺に負荷がかかるため水分損失量がさらに増加。
⑥アルコール
旅行中、多少のお酒を楽しむことは珍しくないかと。
当然飲酒してダイビングをするのは厳禁ですが、飲酒による酔いだけではなく、アルコールは脱水症状を加速させます。
アルコールやカフェインを含むものは利尿作用があるので排尿量は増加します。
ということは脱水状態へ。
⑦吐き気・下痢
飲みすぎや船酔いなどで嘔吐すると短時間で大量の水分と塩分を失い脱水を促進させます。
旅行中の下痢(不衛生な食べ物を摂取したために起こる腸感染から発症)には、同様のマイナス効果があります。
⑧服薬
薬(特に血圧の薬など)の中には利尿作用がある薬が存在し、脱水症状を引き起こします。
ダイビング旅行で脱水症状や減圧症のリスクが高くなるのはこれで理解してもらえるかと。
ただダイビング旅行中だ、ということだけで減圧症のリスクは増加しません。
しかし前述のようにダイビング旅行中、ダイバーの気づかないうちに脱水のリスクが高まります。
多くの場合、脱水の症状は軽度であることが多いので水を飲むことで簡単に解決することができます。
水に加えて経口補水液またはアイソトニック飲料を飲むと失われた塩分や電解質を補給することもできるとされています。
しかしながら、さらに重度の症状がはっきり見られる場合には直ちに医学的な処置を受ける必要があるので医師による診察を受けましょう。
脱水状態の改善を試みるよりも、脱水を予防する方がはるかに良いです。
最も簡単な脱水症の予防方法は、多量の水分を摂ることです。
ところが、大量の水を一気に飲むと血しょうの量が急激に増加しその結果尿量が増えるだけなので体組織に水分はいきわたりません。
このためダイビングの直前直後に1ℓの水をまとめて飲むのではなく、15~20分ごとにコップ1杯の水を飲む方がGood!!
この方法では、組織に水分が補給されて結果として気泡形成と減圧症発症につながるガス交換の抑制を防ぐことが可能に。
実際に必要な水分量は、多くの要因によって異なります。
しかし1日の通常水分量に加え、水を少なくとも2ℓ飲むことで十分な水分量を保つ助けになるかと。
また果物や野菜などのような水分の多い食べ物を摂るのも良いかもしれませんね!!
今回はかなりマニアックというかお堅い内容になってしまいましたね・・・
ただこれからの季節かなり大事になってくる情報ではありますので確実に抑えておきたいところ(^O^)/
正しく学んで・実践して安全なダイビングライフを!!
ではまた!!
追記
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本日の担当はななでした!次回の日記もお楽しみに~
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石垣島ファンダイビング&体験ダイビング&ライセンススクール日記スタートです
こんにちは〜!!ななです( ´ー`)/
今日は風がまた南寄りになったのでマンタポイントに行ってきました〜〜
到着してすぐ水面にマンタがいるのを発見!!
黒いヒレが時折ちらちら水面から飛び出していました
これは期待大!!!!!とエントリー
そしたらあれれ〜〜??
もぬけの殻・・・ちらっと遠目に見れたのは見れたんですが
嬉しいんだけどお目当ては君じゃないのよね
気を取り直して、場所を移して再探索
これこれ〜〜
今日もばっちり見ることが叶いました
最大で2枚のホバリングではありましたが、ゆっくりじっくり見ることができたので満足まんぞく
すぐ目の前まで遊びにきてくれる個体もいましたよ
やっぱり近いと迫力があって良いですね
何度見てもカッコいいシルエットだなぁ
今日は水もまぁまぁキレーだったのでサイコーでしたね
念願のマンタがばっちり近くで観察できてラッキーでした
この度のゲスト様はうみの教室でOWライセンスを取得いただいた方だったのですが、確かその時は冬らしい荒れ気味な海だったはず・・・
今回は落ち着いた海になって、石垣らしくマンタにも会えて良きダイビングの思い出の上書きになってのでは?!
またぜひぜひ遊びにいらしてくださいね〜〜
ではまた!!
追記
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こんにちは〜!!ななです( ´ー`)/
今日の天気はまさしく急転直下
午前中は風もなく、波もなく、なんなら気温は高いので暑い?とすら思ってしまうそんな始まりだったのですが、お昼からは一転真冬な天気に
風も180度回って強風に・・・一気に激シケ
自然って改めて怖いなと思いましたね
天気に振り回されながらも瞬間瞬間で行けるベストなポイントをチョイスしながら潜ってきましたよ〜〜
こちら昨日とはまた違うサンゴポイント
こちらもほぼ壊滅状態から少しずつ、でも確実に復活をしてきています
生命の強さ、そして地球の回復力の凄さを実感しますね
ハードコーラルの壊滅を受けた時にソフトコーラルの規模も縮小してしまったのですが、これはどういった復活を辿るのか見ものです!!
午前中の音もない静かな時に上を見上げながらただ泡が上がっていくのをぼんやり眺める素敵な時間
ちょうど良くサイズがそれぞれ違うハマクマノミたち
人間の進化の図を思い出します(笑)猿から人間になっていくあの画って言ったら伝わります??
今日はある一ヶ所にすし詰め状態
こんなにも海は広いのに、気に入った場所ってことなんですかね?!
こちらも不思議を感じる1枚
同じ種類の貝
ただ中身の色は全然違う
どういった由来で色が決まるのかとっても気になるところ
色が持つ意味とは??
一番大きなコブシメに超至近距離で見下されました・・・
メスを奪うわけじゃないからそんなに怒らないで
わたしじっと動かず止まってたじゃない(笑)
天気の急変で一時水中が暗くなった時にフラッシュがバシッと当たって味のある1枚に
デバスズメダイたちがよりキラキラに見えました
今日は海も荒れて悲しかったので「悲しみの写真」でお別れです
何も聞かずただ写真を見ればかわいらしいチビっ子カクレクマノミちゃん
ただこれはイソギンチャクに入れてもらえないという悲しい背景があるおチビちゃん・・・
いつか受け入れてもらえると良いのですが、その時が訪れることを切に願います
今回の時化は予報的にはそんなに長続きはしなさそう
またすぐに石垣島らしい(沖縄らしい)海や天候になってくれることでしょう
ではまた!!
追記
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こんにちは〜!!ななです( ´ー`)/
今日は最高気温が27-28℃ともうほぼ夏な感じ
風が強めだったのでさほど暑い・苦しい感は無かったのですがすでに春通り越して夏ですね
水温だけは冬の感じを残しているのでもうちょっと夏寄りになってもいいんじゃないかなぁ(笑)
今日はバラエティに富む内容で3本ダイビングしてきましたのでご紹介
たぶん北部1番のサンゴポイント
着々と成長してきています
ここはノコギリダイたちも多くて見応えバッチリ
オビイシヨウジたちはなにやら怪しげな談合中?!
何か視線を感じるなぁ?!と思ったら君なのかい??じーーーーーーーっ
久しぶりにサンゴを覗いたらちびっこカスリフサカサゴが増えてました
すごくかわいらしいサイズ感でしたよ
明日から行けなくなるかもということで本日のうちにマンタチャレンジ
またまた大当たり〜〜
複数枚が行ったり来たり
途中から何枚いたのかぜんぜん分からなくなっちゃいました・・・(笑)
そして今日はサービスも良かったなぁ
何度も頭上近くを通ってくれるし、春らしくちょっぴりトレイン感もあるしと最高なダイビングとなりましたね
この日のマンタの様子も近日YouTubeにてアップ予定です
乞うご期待!!ブログ一番下に最新動画を更新してますのでチェックお願いしますね
こんなラッキーデーに新たなランクアップダイバーの誕生です
無事アドバンスとエンリッチのライセンスをゲット
さらに誕生日に合わせての講習だったのでマンタ乱舞・ライセンス・誕生日とトリプルでおめでたい
まさにバースデーラッキーガールですね
このライセンスを活かしてさらに色々潜っちゃいましょう
お待ちしてまーす
ではまた!!
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こんにちは〜!!ななです( ´ー`)/
本日はノーゲストデー・・・
あれ?おかしいなぁ??春休みのはずじゃ??みなさーんどこ行っちゃいましたか〜〜
そういえば新型コロナのこともじわじわと忘れ去られそうな現在
コロナ前とコロナ後でダイビングに参加する方の動きや量って何かしら変化があったのかしら?
肌感覚的には自粛というイベントがあった手前感じるレベルには少なくなってるような気がしてならないです・・・
時折情報として入ってくる石垣島に来る観光客数は戻った!みたいなニュースは本当か?!と思ってしまいます
本当だとしたらダイバー人口が減った・・ということなので由々しき事態です
なんとか一昔前のようにダイビング熱が再燃するようなことがあるといいのですが、何ができるのかなぁ〜
時代の変化だから、と諦めたくはないですね
前置きはこれくらいにして、変わったといえば今回のブログテーマでもあるダイビングコンピューターはここ近年で認知度を含めかなり大きな変化があったように思います
ということで本日のブログテーマは
【MY器材応援企画!!】ダイビングのマストアイテム☆~持ってないとやっぱりマズい・・・ダイブコンピューター最前線~編!!
今や安全なダイビングをするために必要不可欠なダイブコンピューター(長いので以下ダイコン(笑))。
登山するときに無計画で登ることがないように、ダイビングもダイコンを使用して事前に潜水計画やリアルタイムの情報を確認しながら潜るもの
そこで今日はいまさら聞けない基本の知識から最新のトレンド商品まで一挙ご紹介していこうかな~と!!
Q1.ダイコンはなんのためにあるの?
講習で習ったであろう減圧症が起こるメカニズムを覚えていらっしゃいますでしょうか??
私たちがタンクから吸う空気には窒素が含まれていて、深く、長く潜るほど体内組織に溶け込んでいきます。
窒素が過飽和状態になって組織内で気泡化!それが細い血管などで詰まり、関節の痛みやしびれを起こしたり、ときには脳や脊髄に影響し意識混濁に陥ることも・・・
これが減圧症でした。
この減圧症を可能な限り防ぐツールがダイコン。
ダイバーがいる水深や潜水時間を刻々と感知して、無減圧で安全に潜れるリミットを計算してくれる頼もしいやつ!!
だから絶対持たなくちゃダメ
Q2.ガイドやバディと共有は可能??
「ガイドが持っているから大丈夫」と思っているあなたは大間違い!
ダイコンは深度を10cm単位で計測しているので、ガイドやバディと全く同じ深度でずっと潜ることはまず不可能ですよね。
ダイビングパターンは一人ひとり異なるため自分専用のものを持つべきと言えます
加えてレンタルできる現地の店も増えてはいますが、その度に慣れない器材だとよくわからず十分役立てられないなんてことも。
これではただのお洒落で終わっちゃいますね(笑)
また、前に使った人のデータがレンタルには残っている場合があるので潜る水深によっては不利益を被ることも・・・
海外では必携の国もあって、持っていないと潜れない場合もあるのでぜひMYダイコンを手に入れましょう!!
Q3.ダイコンの主な機能は??
機種によって様々ではありますが、必要最低限の基本機能はどれも同じです
水中では、無減圧潜水時間・現在水深・潜水時間・水温などを表示してます。
ナイトロックス対応の場合は、酸素分圧が表示されるものも。
また、浮上速度が速いとアラームが鳴ったり振動するほか、安全停止で3分間のカウント機能を搭載しています。
陸上では時計・残留窒素排出時間(飛行機搭乗の可否)・水面休息時間が基本的には表示されるものが多いですね。
Q4.ダイブテーブルではダメ??
ダイブテーブルは、ダイコンと同じく潜水計画を事前に立て、減圧症予防に役立つツールですね。
しかしダイブテーブルは基本的に一定水深にとどまるダイビング(モノレベル)をベースにしているので、レクリエーショナルダイビングのように最大水深から徐々に浅く深度をとるマルチレベルには不向きなことが多い・・・
さらにダイコンの場合はリアルタイムで実際の深度や窒素の吸収量を測定してくれているので、モノレベルの計画よりも無減圧潜水時間が長く、より長時間ダイビングを楽しむことができます
Q5.使い方は難しい??
ほとんどのダイコンは、初期設定のままで難しい操作をする必要がない場合がほとんどです。
水感知起動機能が付いているので水中に入ると自動的に画面が切り替わりダイブモードがスタートする仕組みになってます。
エキジット後は自動的に時計モードに戻るのも嬉しい点ですね!
ただしメーカーやモデルによって操作方法が違うためナイトロックスや高所潜水など設定を要する場合に慌てないよう取扱説明書は読み込んでおくことがベストですね(^^)/
事前に使い方は確認しておきましょう
Q6.ダイコンの表示に従えば安全??
答えはNO!!無減圧潜水時間は減圧理論(アルゴリズム)によって導き出されています。
減圧理論というのは、身体にたまった窒素の量を算出する計算方式のこと。
もっとかみ砕いて言うとダイコンに表示される無減圧潜水時間などは使用中のダイバーに実際たまった窒素量をもとに計算しているわけではなく、研究による理論をもとに計算された計算結果ということ。
近年ではより安全性の高い(より厳しい)アルゴリズムが主流となっているのでダイコンの信頼性は高くなってはきていますが、人によって体型や体質も違えば日によって体調も異なるので無減圧潜水時間の範囲であっても減圧症になるケースもあります。
メーカーやモデルによってこの減圧理論(アルゴリズム)は異なるので、使っているものが違えば表示される結果も大きく変わってきます。
一緒に潜っている人のなかで最も厳しいものに従うのが鉄則ということを念頭に数値を過信せず余裕あるダイビングを心掛けるようにしましょう
Q7.どんな種類があるの??
主流のコンパクトなウォッチ型他に、リスト型、コンソール型とタイプはさまざま
価格帯も5万以下のものから15万以上するものまでピンキリです
レクリエーションダイビングで使用するための必要最低限の機能はほとんどのダイコンに備わっているので安心ですが、タンクにトランスミッターをつけて残圧をダイコンに表示することができるタイプがあったり、テクニカルダイビングで使用できるものまであります。
この後に登場しますが、近年は高機能のスマートウォッチ型登場し注目を集めつつありますね。
ダイコンはエントリーすれば自動でダイブモードに切り替わって安全に必要な情報をリアルタイムで表示してくれたりなどとても優秀な道具です!!
なのに、時計や水深や時計しか見たことがない・・・なんて残念過ぎるダイバーもちらほら
せっかくMYダイコンを持ったのであれば基本表示だけでも理解しておこう!!
A:現在水深
水深をリアルタイムで表示。ただいま18.3m
B:無減圧潜水可能時間
(NDL=NO DEC LIMITまたはNO DEC TIMEと表示される)
減圧停止をしなくとも、その水深に留まっていられる時間。表示ではあと16分
C:水温
現在水温を表示。数秒ごとに計測
D:体内酸素量
身体に蓄積した酸素量の危険度を表示。少ないに越したことはない。
E:潜水時間(DIVE TIME)
ある水深を検知したところからカウントを開始。表示では潜り始めから42分経過。
F:最大水深(MAX)
1ダイブの間の最大水深。このダイブでは33m
G:体内窒素量
身体に溶けた窒素量。この機種ではバーグラフ表示。少ないに越したことはない。
・限界時間ぎりぎりまで潜らない
たとえダイコンを使っていても体調が悪かったり、太り気味など体格により減圧症になりやすいことがあるので、安全マージンは常に大きく取っておこう。
無減圧潜水可能時間ぎりぎりまで潜るのではなく、減圧停止に切り替わるより少なくとも5分前には早めに浅い水深に移動を!!
・深いダイビングが先
ダイビングは“常に深いダイビングが先”がルール。
つまり反復潜水では1ダイブ目を一番深く、本数を重ねるごとに最大水深を浅くしましょう。
各ダイビングも最初に深くへ行き徐々に深度を浅くしていくということも頭に置いておきましょう
その方が窒素の吸収を抑えられ、より減圧症になりにくくなります。
逆にダイビング後半に深く潜ったり、2本目の方が深いと減圧症リスクは高くなる傾向に!!
・アラームは鳴らさない
設定で音を鳴らさないというわけではありません(笑)
ピピピ・・・といったアラーム音は何かマズいことをしているサイン。
特に多いのは浮上速度警告で、たとえ無減圧潜水時間を守っていても、浮上が速いと窒素は気泡化しやすく減圧症になってしまいます・・・
なので、浮上速度警告アラームは鳴らさないように!!
鳴ってしまったら浮上のスピードを緩める努力をしましょう。
ここ近年のダイコンのイメージはソーラーパネルやBluetooth機能などが挙げられるかな~と。
おぉ~電池じゃ無くなったのかー・ログの記入が変わったのか~などの感想をもった人も多いのではないかなと思います。
ただダイコンの業界も日々進んでいます。
いまとなってはこんなものまで登場しているよという1つの例を紹介!!
最先端好きにはたまりません(^O^)/
・GARMIN社のとあるダイコン
腕時計サイズのダイコンとしては数少ないフルカラー画面のマッピングと位置参照を備えました。
水面でのGPSナビゲーションも提供されています。
簡単に言うと巷では身に着けている方も増えてきたスマートウォッチを水中に持っていけるといったイメージ。
Point1.高感度なナビゲーションセンサー
幅広いトップサイドナビゲーション用のABC(高度計、気圧計、コンパス)センサー機能を装備。
フルカラーマップとGPS機能により、水面では現在地を表示してくれる。
カーナビが自分の手についていると思ってもらえればいいですかね。
Point2.スマホとの連携でダイビングライフが充実
専用アプリを使えば、PC・スマホと連携可能。
ここまではここ近年かなり広まってきた機能と言えます。
ただ加えて、深度変化をグラフ表示してくれたり、心拍数や消費カロリー、潜水地などの情報も一緒に本体に記録されているのでこれらの記録も併せて簡単に残しておくことができるんだとか。
Point3.ヘルス管理もできる光学式心拍計
時計本体裏面にあるセンサーが、血液中のヘモグロビン流量を感知して脈拍数を計測。
水中でも素肌に着用すれば、心拍の計測が可能。
Point4.種類豊富なバンドが充実!ワンタッチでスライド操作
厚手のスーツ着用に合わせて、さまざまなバンドに工具不要で交換可能。
意外とありそうでなかった点かもしれません。
種類もシリコン製からステンレス・チタンなどのバンドもあるんだとか。
ここまでダイブコンピューターは進化してきたんですね~~
2024年現在多数の企業がスマートウォッチ型ダイブコンピューターを取り扱うようになってきています!!
ただまだまだ走りな感はありますのでさらにブラッシュアップされそうな予感?!
さて今回はダイブコンピューターについて触れてきました。
昨今多くのメーカーがたくさんのダイコンを取り扱うようになったので自分に合うダイコンがどれなのか探すことがかなり難しくなってきたように思います。
うみの教室ではそういった器材に関する質問も随時受付中!!
一緒に今後のダイビングライフを考えるお手伝いができたらなと思ってまーす(‘ω’)ノ
どこまで進化するダイブコンピューター??
ではまた!!
追記
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