これからは「エンリッチド・エア・ナイトロックス」でより安全にダイビングする時代です
「エンリッチド・エア・ナイトロックス」は正しく使えば「楽しさは倍増」&「減圧症のリスクは激減」 新しいダイビングスタイル!
PADIエンリッチド・エア・ナイトロックスSP
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エンリッチ? ナイトロックス? いったい何それ・・・?
最近雑誌とかでもよく見かけるし、エンリッチが良いって聞くけど・・・いったいエンリッチって何なの? 何がいいの? 安全?
エンリッチド・エア・ナイトロックスとは
窒素の割合が少ない(酸素の割合が多い)空気のこと
ん? 窒素の割合が少ない・・・? すると何で安全なの?
ダイバーが最も気を配るべきトラブルは「減圧症」です。 その「減圧症」を引き起こす原因は窒素
つまり、はじめから窒素が少ない「エンリッチド・エア・ナイトロックス」で潜れば 「減圧症」のリスクを軽減できる・・・というワケなんです!!
早速「エンリッチド・エア・ナイトロックス」を使いたいと思った方は、スペシャルティSPカードの取得が必要です!
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エンリッチド・エア・ナイトロックスは医学的にも減圧症のリスク軽減に有効なことが証明されています
減圧症医療に取り組む医師も「減圧症の発症率を下げることが出来るのでメリットは大きい」と明言されています。
正確には「同じ深度に同じ時間潜るのであれば、空気で潜るよりエンリッチド・エア・ナイトロックスを使用した方が減圧症発症率は低下する」ということです
エンリッチの効用について
エンリッチは空気よりも酸素濃度が高く、その分窒素濃度が低いために、体の組織に溶け込む窒素量が少なくなります。また、浮上時には「加速減圧」効果によって、窒素排泄効率が高くなります。よって同じダイビングプロフィールでも、減圧症発症のリスクが明らかに低くなります。
数日間に及ぶ反復潜水を行う場合、あるいは飛行機搭乗をひかえたダイビングでは、是非ともエンリッチを利用したいものです。
また、ダイビング後の疲労感もとても少なくなります。日本では法的規制のために、なかなか普及しないのが現状ですが、ヨーロッパ、アメリカなどの先進諸外国では、オープンウォーターのライセンス講習時に90%以上のダイバーが同時にエンリッチ講習を受けており、10年以上前からエンリッチを使ってダイビングすることが常識になっています。
国内のダイビングはもとより、海外でダイビングをするときには必須アイテムですので、是非ともライセンスを取得して使用したいものです。潜水医学の専門医としてダイバーの健康維持・管理のために、エンリッチの使用を強く推奨いたします
エンリッチド・エアのメリット
これまで日本では、エンリッチド・エア・タンクの普及が進まなかったことから、一部のダイバーしかその恩恵に与ることが出来ませんでした。しかし最近、エンリッチド・エアを効率的に製造できる「メンブレンシステム」が導入され、タンクの供給が進みつつあります。エンリッチド・エアの安全性とメリットが高いことは医学的に既にコンセンサスが得られています。
医学的なメリットは「空気と同じ深度に同じ時間潜るのであれば残留窒素が少なくなるため減圧症に罹りにくくなる」ということです。ダイビングプラン上のメリットは「空気と同じ減圧症リスクを許容するのであれば、減圧停止不要潜水時間が伸びる」ということになります。
多くの研究データから、安全に潜るための具体的な深度や潜水時間が明確にされており、決められたルールを守ればレクレリエーショナルダイバーも安全に使用することが出来ます。近い将来、エンリッチド・エアがレクリエーショナルダイビングのスタンダードになることを期待しています。
詳しくはPADIホームページ/連載コラム「もっと知りたいエンリッチドエア」にも掲載されています
医学博士 大岩弘典先生著「新しい潜水医学」にはエンリッチド・エア・ナイトロックスについて詳しく記載されており(P.73~79)大変参考になります
「ナイロトックスは減圧症に罹りにくい」と明記されています(P.77)
第1回 エンリッチド・エアって何?
第2回 医学的に見たエンリッチド・エアのメリット
第3回 減圧症とエンリッチド・エア その1
第4回 減圧症とエンリッチド・エア その2
第5回 エンリッチド・エアの製造
第6回 エンリッチド・エア使用の際の注意点
特別なものでも、初心者には難しいものでもありません
正しく使えばいいことばかりのエンリッチド・エア・ナイトロックスは大きな魅力
ダイビングの翌日に飛行機搭乗予定の方
1日複数回または複数日ダイビングを楽しみたい方
中高年者の方(42歳以上の方はそれ以下の方に比べて減圧症のリスクが高くなります)
喫煙している方(喫煙は減圧障害を重症化させるリスク要因とされています)
肥満・体脂肪率の高い方(肥満も減圧症の重要なリスク要因です)
アルコールを多く飲む方(アルコールは脱水の原因になり脱水は減圧症を誘因します)
3本潜ると疲れやすい方(高濃度の酸素を使うと運動後の疲労回復が早く疲れにくい)
つまり・・・石垣島で潜る全てのダイバーにおススメ!
エンリッチド・エア・ナイトロックス体験者の声
もっと詳しく知りたいという方はさらにコチラ
「エンリッチド・エア・ナイトロックス」とは簡単に言うと「窒素の割合が少ない(酸素の割合が多い)空気のこと」
通常のダイビングでは空気(約21%の酸素と79%の窒素)を呼吸していますが、エンリッチド・エア・ナイトロックスとは空気に比べ窒素の割合が少なく、酸素の割合が多い混合ガスのこと。一般のレジャーダイビングでは22~40%までの酸素濃度のタンクを使用します。特によく使用されるのは酸素濃度30~32%位です
「エンリッチド・エア・ナイトロックス」は減圧症のリスクを軽減します
ダイバーが最も気を配るべきトラブルは「減圧症」です。その原因となるのが、体内に吸収される「窒素」だというのを覚えていますか? エンリッチド・エア・ナイトロックスは通常の空気より「窒素」の割合が少ないため「減圧症」のリスクを軽減することが出来ます
利点その1
ダイビング翌日の飛行機搭乗がより安全になる!(たくさん潜れる)
通常の空気より窒素の溶け込む量が少ない(窒素の排出時間も早くなる)ので飛行機搭乗までの時間を短くすることが出来ます
翌日のフライトが朝でも前日3ダイブが余裕で出来る!
翌日のフライトが夕方なら前日のナイトダイビングだってOK! つまり・・・日程中「たくさん潜れる」ということなんです!
ポイント うみの教室では飛行機搭乗までの時間を短くするというより、通常の空気でのダイビング時と同じ「飛行機待機時間」を取ることでより安全性を高めると考えます
安全性を高める為には3ダイブの翌日は11:00以降のフライト、ナイトダイビングの翌日は14:30以降のフライトを選びましょう
石垣島のダイビングには飛行機搭乗は不可欠!
飛行機搭乗へのリスクが軽減されるだけでもエンリッチの価値あり
利点その2
安全にダイビングが出来る時間(減圧不要限界)が長くなる!
通常の空気より体に溶け込む窒素の量が少ない為、安全にダイビングが出来る時間(減圧不要限界)が長くなります
実際にどの位かと言うと・・・
空気 VS エンリッチド 安全にダイビングが出来る時間の違い
潜水深度 | 空気AIR(酸素約21%) | EANx32(酸素約32%) | EANx36(酸素約36%) |
---|---|---|---|
18m | 56分 | 95分 | 125分 |
20m | 45分 | 75分 | 95分 |
22m | 37分 | 60分 | 70分 |
24m | 29分 | 50分 | 60分 |
ただ「長く潜れるようになる」とか「深く潜れる」という単純なことでもないのです。30mといった深いところでは、安全にダイビングが出来る時間はあまり延長されず、むしろ浅い所ほどその効率が良いのです。 効果的な深度(18~24m位)であれば安全にダイビングが出来る時間を大幅に延長できメリット大なのです!
ポイント うみの教室では「深い水深で長く潜れる」というより、空気と同じようなプロフィール(深度と時間)で潜ることにより安全性をより高めると考えます
ちょっぴり深めの水深に少し長めにとどまるようなダイビングでも
より安全に楽しめるというわけです!
利点その3
2~3本目のダイビング(反復潜水)にも余裕がうまれる!
通常の空気より体に溶け込む窒素の量(残留窒素)が少ない為、2~3本目のダイビングの安全に潜れる深さやダイビング出来る時間も延長することが出来ます!
そして次のダイビングまでの休憩時間(水面休息時間)を短縮 することが可能です
ポイント 「潜れる深度・時間の延長」は2回以上のダイビングをする場合に特に明らかです。ただし、やはりうみの教室では水面休息時間を短くするというより、通常の空気でのダイビング時と同じ「水面休息時間」を取ることでより安全性を高めると考えます
2~3本目のダイビング(反復潜水)も余裕をもって安心して楽しめる
そんなエンリッチド・エア・ナイトロックスを使わない手はない!
正しい知識と潜り方をすれば大丈夫
通常の空気を使用したダイビングでは「酸素」によるトラブルの心配は必要ありませんでした。しかしエンリッチド・エア・ナイトロックスの場合は、酸素濃度が高い為「酸素中毒」というトラブルを防ぐ為の知識と注意が必要です
・・・とは言っても
普段「減圧症」を防ぐ為に行っているのと同じく、エンリッチド・エア・ナイトロックス対応のダイブコンピューターで酸素の管理をすることが出来ますので、「酸素中毒」の危険を簡単に回避することが出来ます
※お持ちでない方の為にレンタルのご用意もございます
講習を受けて資格を取得する必要があります
各指導団体では「スペシャルティコース」の1つとして講習を行っています。うみの教室では「PADIエンリッチド・エア・ダイバー・スペシャルティ・コース」を開催しています。
OWダイバー以上で12歳以上の方ならどなたでも参加OK!(他団体のCカードの方でも勿論OK)
エンリッチのSPカードを取得すれば、世界中のダイブリゾートでエンリッチを使うことが出来るようになります 更新の必要のない国際ライセンスです!
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